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映画「プロメテウス」感想・レビュー:人類とエイリアンの起源とは!

 

プロメテウス

プロメテウス

「プロメテウス」映画情報

オンライン鑑賞

Prime Video Rakuten TV

※時期により鑑賞できない場合あり。

あらすじ

地球上の古代遺跡で人類の起源にかかわる重大な手がかりを発見した科学者チームが、その謎を解明するため宇宙船プロメテウス号に乗り、未知の惑星を訪れる。しかし、そこには人類が決して触れてはならない、驚きの真実が眠っていた……。

出典:映画.com

予告編

作品データ

原題 Prometheus
製作年 2012年
製作国 アメリカ
上映時間 124分
監督 リドリー・スコット
製作 リドリー・スコット
デビッド・ガイラー
脚本 ジョン・スパイツ
デイモン・リンデロフ
メインキャスト ノオミ・ラパス
マイケル・ファスベンダー
ローガン・マーシャル=グリーン
受賞歴 -


 

「プロメテウス」映画解説

だいふく

人類の起源の謎を追ったSF映画だニャ!

作品解説

「エイリアン」のリドリー・スコット監督が、人類の起源、そしてエイリアンの原点(前日譚)を描いたSF大作です。もちろん、あの奇怪な造形のエイリアン誕生シーンなんてのもしっかり描いています。

我々人類は、いったいどこから来たのか? 誰もが問い続けながら、その答えはいまだ判明していない人類最大の謎にとエイリアンの原点をうまく融合した作品ともいえましょう。

 

ロンドン王立美術大学で映画を学んだ監督は、細部にまでこだわり尽くした映像美と映像表現が有名ですが、本作では、そのこだわりがパワーアップしています。緻密な世界観が、圧倒的なインパクトで展開されます。第85回 アカデミー賞では、視覚効果賞ノミネートもされている作品です。

関連作品

【関連作品】

エイリアン

エイリアン2

エイリアン3

エイリアン4

【続編】

エイリアン:コヴェナント

豪華な俳優陣と失敗した吹替え

本作は、なんといっても俳優陣が豪華でした。

まず、ヒロインのエリザベス役のノオミ・ラパスは「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」で有名な女優さんですが、細い体なのに筋肉で引き締まった姿は見事です。エイリアンシリーズのヒロインと言えば、シガニー・ウィーバー演じるリプリーの存在が強すぎますが、見事に新ヒロインを演じてます。

 

そして、物語のキーパーソンとなるアンドロイドのデビッドを演じるは、マイケル・ファスベンダーです。「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」「SHAME シェイム」といった様々な作品で観ることができますが、本作では人工的な演技が見どころです。

 

2人だけでなく、本作は他の俳優陣も有名どころばかりですので、見どころでもあります。

プロメテウス

出典:映画.com

 

ただ、映画上映時に問題となったのが、ヒロイン役の日本語吹き替えで剛力彩芽をつかったということです。誰もが感じた感情がこもっていない棒読み吹替え違和感は不評の嵐でした…。

「プロメテウス」感想・レビュー

上映当時、映画館で鑑賞した作品です。

エイリアンシリーズの前日譚なので、よくあるビギニング的な映画かなと思いきや、全く別物の映画と言っても過言ではない物語でした。独立した新たな作品とも取れましたね。そもそも、エイリアンの起源というよりテーマが人類の起源がメインでしたのでそう取れますよね。そもそもなんで、映画タイトルも「エイリアンゼロ」とかにせずに「プロメテウス」にしたんだろう???

 

が、しかしエイリアンシリーズファンならニヤッとする要素はふんだんにありましたね。特にファンとしては、スペースジョッキーが再び見れるとは思いませんでしね。「エイリアン」を見たときにあの巨大な白骨した宇宙人と思い込んでいたのが、実は宇宙服で実は中にヒトそっくりの巨人が入ってるとは思いませんでした!

あとおなじみにアンドロイドが首だけになって会話するシーンは健在でしたね(笑)

 

ストーリーとしては、かなり難解でした。誰か解説してと思うくらいです。結局いまいち人類の起源が分からず。その変わり、エイリアンの起源はしっかりと分かるようになっていましたね。結局は、そっちが伝えたかったんだからしょうがないですかね。

 

ただ、イマイチ今までのエイリアンとつながらない。最後に誕生したエイリアンは、インナーマウスや後頭部の形状がこれまでの物とは違うのです。そしてエイリアンは、人間の胎内で育ったモンスターから誕生しているということは、やっぱり人と同じDNAをもっているということかな?だからあんなに体系は人間に近いのかしら?

といったように、いまいちもやもやが残るのでした。というのも、本作は3部作ということですので、かなり超大作なので明確じゃない部分も残したのか…。

プロメテウス

 

エイリアンのBlu-ray(VSシリーズは除く)全作もっているほどのファンとしては、楽しめた映画でしたが、エイリアンファン以外は面白かったのかな?って思った次第です。ただ、リドリー・スコットが描く世界観や圧倒的な映像はただただ感動することは間違いないでしょう。

だいふく

エイリアン誕生だニャ!

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映画「ミスト」感想・レビュー:霧がすべてを覆いつくし、最後の審判が下される…

 

ミスト

ミスト

「ミスト」映画情報

オンライン鑑賞

Prime Video Rakuten TV

※時期により鑑賞できない場合あり。

あらすじ

激しい嵐が過ぎ去った町に不気味な深い霧が立ち込め、住民たちは身動きが取れなくなってしまう。やがて霧の中に潜んだ正体不明の生物が彼らを襲いはじめ…。

出典:映画.com

予告編

作品データ

原題 The Mist
製作年 2007年
製作国 アメリカ
上映時間 127分
監督 フランク・ダラボン
製作 フランク・ダラボン
リズ・グロッツァー
脚本 フランク・ダラボン
メインキャスト トーマス・ジェーン
ローリー・ホールデン
ネイサン・ギャンブル
マーシャ・ゲイ・ハーデン
受賞歴 -


 

「ミスト」映画解説

だいふく

ラストが衝撃の胸糞映画なんだニャ!

作品解説

スティーヴン・キングの1980年の中編小説『霧』を映画化した作品で、監督は同じくスティーブン・キング原作の「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」を見事に映画化したフランク・ダラボン監督となります。

 

ただ、映画は原作とラストが変えてきており、その映画のラストが余りにも衝撃的となっており、小説の絶望的な結末の先を行く超絶望的な結末として観るものをどん底に落としてしまうことでしょう。

付け加えられたラスト

本作は、霧の中にいるモンスターという極限状態に追い込まれた人々の恐怖、不安、そして人間の本質を描いた映画となります。

ミスト

出典:映画.com

 

そして、その最悪寄り心理の結末を表してしまった衝撃的なラストですが、原作は超巨大モンスターが出て来た所で終ってるのです。なので主人公一行の生死は不明ですが、今回の映画化に関してフランク・ダラボン監督がこのラストを提案し、原作者であるスティーヴン・キング氏も「それはいいね!」と快く了承したというエピソードがあります。

「ミスト」感想・レビュー

結末が予測できるネタバレ度

衝撃のラストのために1回鑑賞した後に観ないようにしていたのですが、十数年ぶりかに久々に鑑賞しました。

 

やっぱり凹む…

 

初見の時も凹む映画ということは先に知ってしまっていたので、ラストは車のガソリンがなくなった地点で予想できてしまいました。が、予想はしたものの、まさかまさかの子供までと疑いながら観ましたが、やっちまいやがった・・・。

「ボクを怪物に殺させないで」確かに怪物にはしていないのですが。。。ちょっと監督の性格の悪さがうかがえるラストですね。ほんと、悪趣味で意地悪だこと…。

 

でもね、個人的に一番凹んだ部分はラストより、狂気と化した集団が、軍人個人の責任ではないのに、モンスターが現れたことを彼の責任として、モンスターの“いけにえ”にしてしまうところ。“宗教”が確立される瞬間を見てしまった感覚です。

得体の知れないモンスターにおびえる人々のよりどころは、神をあがめる一人のヒステリックで自己中心の狂った女性。しかし人々は、恐怖心で自分の平常心を失い、彼女を教祖としてあがめるのです。正直、この女性が銃で撃たれたときは、せいぜいしました。

 

モンスターものとしてはどうだったかと言いますと、最初の触手のちゃっちさは逆に驚きましたが、終盤から出てくるモンスターはちゃんと作られており、CGも生かされてリアリティーあってよかったですね。

ミスト

 

しかしモンスターとの攻防では「早くせんかい!」ってイライラさせる部分が多かった。例えば、「車はやく出さんかい!」とか「突っ立てないで早く逃げんかい!」ってなところが多かった。薬屋にあの大人数で行った理由も不明ですね。まぁ、やられキャラを作りたかったんでしょうがね。期待する行動をなかなか取らないところも監督の狙いだったとも思えるほどです。

 

そして冒頭で、家に残した子供を助けに行った母親は、なんと最後のシーンで彼女は無事子供を救い軍に救出されています。スーパーマーケットを同じく出て行ったディビッドの結末とあまりにも差が有りすぎ皮肉すぎるんですよね。(どうやって彼女は生き残ったのか…)

 

さてさて、賛否両論のラストですが、私は悪くは無いかなとは思いました。が、車がガス欠になってからの決定が速すぎやしません?少し前に超巨大モンスターが目に前をズシンズシンと横切った時、決めてしまっていたのかな???

でも、もうすこし生への執着が欲しかった。ガス欠で終わりではなく、車で助けを粘ってもう無理な状態まできてから決断してほしかったな。その方が、否定意見も少なくなったのではと思いますが。 

だいふく

こんなラストはもう御免だニャ!

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映画「シン・ウルトラマン」感想・レビュー:現代社会に置き換えて再構築した空想特撮映画!

 

シン・ウルトラマン

シン・ウルトラマン

「シン・ウルトラマン」映画情報

あらすじ

「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。班長の田村君男、作戦立案担当官の神永新二ら禍特対のメンバーが日々任務にあたっていた。そんなある時、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため禍特対には新たに分析官の浅見弘子が配属され、神永とバディを組むことになる。

出典:映画.com

予告編

作品データ

原題 シン・ウルトラマン
製作年 2022年
製作国 日本
上映時間 112分
監督 樋口真嗣
製作 塚越隆行
市川南
庵野秀明
原作監修 隠田雅浩
脚本 庵野秀明
メインキャスト 斎藤工
長澤まさみ
西島秀俊
有岡大貴
受賞歴 -


 

「シン・ウルトラマン」映画解説

だいふく

懐かしきだウルトラマンの復活だニャ!

作品解説

1966年に放送された特撮テレビドラマ『ウルトラマン』を現在の時代に置き換えた「リブート」映画となり、『シン・ゴジラ』でもタッグを組んだことがある、庵野秀明が企画・脚本を、樋口真嗣が監督を務め、世界観を現代社会に置き換えて再構築しています。

 

ウルトラマンのデザインは、「ウルトラQ」「ウルトラマン」などの美術監督として世界観構築に多大な功績を残した成田亨が1983年に描いた絵画「真実と正義と美の化身」がコンセプトとなっている。

 

怪獣を本作では「禍威獣(カイジュウ)」と表現しているのが特徴的であり、映画のキャッチコピーは「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」、「空想と浪漫。そして、友情。」となっている。

関連作品

【TVシリーズ】

ウルトラマン

【”シン”シリーズ』

シン・ゴジラ

敵対する禍威獣・外星人まとめ

「シン・ウルトラマン」に登場し、人間やウルトラマンに敵対した禍威獣・外星人まとめてみました。

禍威獣(カイジュウ)&外星人

・ゴメス:巨大不明生物
・マンモスフラワー:巨大不明生物第2号
・ペギラ:巨大不明生物第3号
・飛翔禍威獣 ラルゲユウス:敵性大型生物第4号
・溶解禍威獣 カイゲル:敵性大型生物第5号
・放射性物質捕食禍威獣 パゴス:敵性大型生物第6号
・禍威獣第7号 ネロンガ:禍威獣第7号である透明禍威獣
・禍威獣第8号 ガボラ:禍威獣第8号である地底禍威獣
・ザラブ:外星人
・ザラブ:外星人
・ゾーフィ:星から来た使者
・ゼットン:天体制圧用最終兵器

シン・ウルトラマン

引用:(C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ

シン・ウルトラマン

引用:(C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ

「シン・ウルトラマン」感想・レビュー

「ウルトラマン」シリーズといえは、男の子が必ず通る道でしょう。わたしも子供の頃みていました。そしてうちの小学の息子も今は観ておりませんが、その時代のウルトラマンをみているのです。

そんな親子が2人が、こうしてウルトラマンの映画を映画館で二人で観に行くとは感慨深いものがありました。

 

いきなり禍威獣(カイジュウ)とウルトラマンの決闘シーンがあります。対決したのはネロンガとガボラでしたね。いや~昔ながらの特撮な感じがでて面白かった。子供も大人も大興奮なシーンでした。

 

が、ちょっとこの先がだらける時間が多かったのが正直なところ。出だしで禍威獣との対決で興奮したあとは、外星人ラッシュ。日本政府との難しいやり取りが多いです。しかも、ちょっと詰め込み過ぎ感があり、展開が少し強引にどんどん進んでいく感覚でした。

シン・ウルトラマン

引用:(C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ

 

そして、庵野秀明節炸裂でしたね(笑)もう、これ「エヴァンゲリオン」と言わんばかりの難しい言葉のセレクション。言葉が難しいのに早回しとも思えるセリフの言い回しで、大人でもついていくのがやっとでしたので、子供は正直ついていけなかったでしょうね。

 

が、そういうマイナスな面を打ち消すのが、やっぱりウルトラマンの存在ですね。あの人間味がある特徴的な姿に、懐かしの銀と赤い色と光る眼に光線とウルトラマンが出てくれば、難しかった話も一気に興奮に変わります。やっぱりもっと戦いが見たかったなぁと思いますね。

シン・ウルトラマン

引用:(C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ

 

俳優陣も面白かった。コメディ風に作られていて、長澤まさみが主役かと思える程面白い存在でした。(途中巨大化するのにはびっくり)主人公の神永新二を演じる斎藤工も面白い存在。ウルトラマン化してしまい人間のような感情が無い中でも、仲間と言う存在に気付いていく展開は良かったです。

 

難しさもありながらも、総じて楽しめましたし、我が息子も楽しめたと言っていたので、良かったですね。次は、「シン・仮面ライダー」ですね。こちらも大期待で待っています!

だいふく

親子水入らずでウルトラマンを見れるなんて羨ましくて感動ニャ~

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映画「スターシップ・トゥルーパーズ」感想・レビュー:奴らは群れでやってくる!

 

スターシップ・トゥルーパーズ

スターシップ・トゥルーパーズ

「スターシップ・トゥルーパーズ」映画情報

オンライン鑑賞

Prime Video Rakuten TV

※時期により鑑賞できない場合あり。

あらすじ

未来の地球。民主主義崩壊後、人類は地球連邦政府の支配下に置かれ、兵役を経た者だけが市民権を得ることが出来た。ブエノスアイレスの高校を卒業した青年リコは、宇宙軍のパイロットを目指す恋人カルメンに影響されて軍に入隊する。最も過酷な機動歩兵部隊に配属された彼は、猛訓練の日々を経て分隊長に任命されるが、訓練中に仲間を死なせてしまい除隊を決意する。そんな矢先、昆虫型宇宙生物アラクニド=バグスの襲撃によって故郷が壊滅したことを知った彼は、仲間たちとともに壮絶な戦いに身を投じていく。

出典:映画.com

予告編

作品データ

原題 Starship Troopers
製作年 1997年
製作国 アメリカ
上映時間 128分
監督 ポール・バーホーベン
製作 ジョン・デイビソン
アラン・マーシャル
原作 ジョン・デイビソン
アラン・マーシャル
メインキャスト キャスパー・ヴァン・ディーン
ディナ・メイヤー
デニス・リチャーズ
ジェイク・ビジー
受賞歴 ・ロンドン映画祭最優秀賞


 

「スターシップ・トゥルーパーズ」映画解説

だいふく

人間と巨大昆虫の戦いを描いた傑作映画だニャ!

作品解説

ロバート・A・ハインラインの小説「宇宙の戦士」を『ロボコップ』『氷の微笑』のポール・ヴァーホーベン監督により映画化された作品ですが、1億ドル以上の巨額な製作費を投じて作られたが、興行的には失敗に終わってしまった作品です。

しかしながら、根強いファンがついている作品といっても過言ではなく、続編やアニメ化、CG化などなど数多くの関連作品が登場しているのも確かなのです。

 

その理由として何種類もの昆虫型宇宙生物アラクニド=バグスと呼ばれる巨大な集団と人間との闘いが圧巻であり、特徴的な姿のバグがたくさん登場することが魅力的な映画となっています。ただし、バグによる人体切断などの残虐シーンが多いことから、アメリカではR指定となってしまっています。

関連作品

【続編】

スターシップ・トゥルーパーズ2

スターシップ・トゥルーパーズ3

【アニメ版】

スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン

【CG版】

スターシップ・トゥルーパーズ・クロニクルズ

スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット 

アラクニド=バグスの種類

ウォリアー・バグ
大量に登場する、働き蟻のような侵略行動を主任務とするバグで、腰椎に支えられた切断用の大顎状関節や第一歩脚の変化した鎌状の節足、鋭くとがった歩脚などで、人類側の兵士を圧倒する。

ホッパー・バグ
バッタのような姿で大きな羽を持っているが長く飛ぶことはできない。飛行エネルギーを鎌状の前脚脛節に乗せた体当たりで、歩兵を突き刺し切断する。

プラズマ・バグ
体色は暗い青で登場するバグの中で最も大型。腹部の砲口から放つプラズマによる超長距離対空射撃をおこない、宇宙船を撃墜したり小惑星にプラズマをぶつけることで軌道を変え、地球に直撃させた。

タンカー・バグ
2番目にに大型のバグでありウォリアー・バグの戦闘を補佐役。地中を進み、頭部からオレンジ色をした腐食性の有機酸を火炎放射器のように放出することができ、頭部のニッパーのような大顎で歩兵の身体を切断する。

ブレイン・バグ
他のバグズを統率する司令官的存在。ピンクがかかった体色、膨張したダニのような形状を持つ。頭部に折りたたんで収納されている鎌状の口吻は、人間の頭を突き刺すことで行動を支配したり、ストローのように脳を吸いとることができる。自力で動くことが出来ないため戦闘力は低い。

チャリオット・バグ
カメムシに似ており、体色は赤みがかかった茶色である。 自力移動できないブレイン・バグを運ぶのが役割で戦闘能力は無し。

「スターシップ・トゥルーパーズ」感想・レビュー

いや~、面白いですよ、この映画は。大好きで定期的に観たくなります。興行収入が振るわなかったみたいですが、根強いファンが居るのもわかるくらい傑作と思います。
簡単に言ってしまうと、人間VS巨大昆虫(アラクニド=バグス)の一言で表せれるのですが、笑いあり、涙あり、恋愛あり、友情あり、戦いあり、怖さあり、グロもあり、それでいて何かを訴える作品でもあり、観ていても全く飽きない映画でした。

 

時代は未来。物語のスタートは、学園もの?っと思わせられる展開です。高校を卒業後、バグから地球を守る軍隊に入るジョニーを中心に描いていますが、彼の入隊の動機は不純で、彼女が入隊するからだか。彼女は優秀であり宇宙船のパイロットに選ばれ、不純な動機のジョニーは番危険で死亡率が多い足軽隊に…。という、この地位の差が愛し合う二人の壁となることは間違いなく、恋愛物としてもしっかり描かれています。

二人の愛の関係だけではなく、数多くの人間ドラマも描かれているのです。戦争という立場に置かれた中での仲間との友情や絆、戦いを経験していくにつれお馬鹿学生卒だった若者がりりしい顔になり立派に成長していく姿等、単なるSF映画では終わらない、感動が数多くありました。

 

そして一番の見どころは、やはり大迫力な戦闘シーンです。うじゃうじゃと大群で襲ってくる気持ち悪いバグに対し、戦いを挑む人間達。奇妙なバグズばっかりで非常に強く、殺されていく人間が余りにも簡単にちょん切られグロく殺される様子は、戦いの壮絶さを物語っています。囲まれて絶体絶命シーンなんかは脱出は手に汗にぎりまくりでした。本当に勝てるのだろうかと思える程です。

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タンカー・バグ

バグズの司令塔のブレイン・バグを捕まえた時には、人間達の壮絶な苦労をみているので、思わず、やったよー!って一緒に喜びたくなりました。捕まえたのが元鬼教官ってところも非常にGoodな選択でした。だって彼は、バグを倒すため地位を捨ててまで戦ってきたんですもん!

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ブレイン・バグ

でもって、ただただ気持ち悪い姿がとっても印象的な昆虫達なのでした…。

だいふく

古い映画ですが未見の方はお勧めなんだニャー

 

「スターシップ・トゥルーパーズ」関連商品

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映画「ゴジラvsコング」感想・レビュー:破壊神vs守護神の決着は!?

 

ゴジラvsコング

ゴジラvsコング

「ゴジラvsコング」映画情報

オンライン鑑賞

Prime Video Rakuten TV

※時期により鑑賞できない場合あり。

あらすじ

モンスターの戦いで壊滅的な被害を受けた地球。人類は各地で再建を計り、特務機関モナークは未知の土地で危険な任務にあたりながら、巨大怪獣のルーツの手がかりを掴もうとしていた。そんななか、ゴジラが深海の暗闇から再び姿を現し、世界を危機へ陥れる。人類は対抗措置として、コングを髑髏島(スカルアイランド)から連れ出す。人類の生き残りをかけた戦いは、やがてゴジラ対コングという未曽有の対決を引き起こす。

出典:映画.com

予告編

作品データ

原題 Godzilla vs. Kong
製作年 2021年
製作国 アメリカ
上映時間 114分
監督 アダム・ウィンガード
製作 メアリー・ペアレント
アレックス・ガルシア
脚本 エリック・ピアソン
マックス・ボレンスタイン
メインキャスト ネイサン・リンド
マディソン・ラッセル
アイリーン・アンドリューズ
バーニー・ヘイズ
受賞歴 -


 

「ゴジラvsコング」映画解説

だいふく

日米の怪獣の戦いはどうなるのかニャ!

作品解説

ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』をクロスオーバーして描いた、ゴジラとキングコングという日米の2大怪獣が激突する本作ですが、実際に日本版の『ゴジラ』シリーズでも、映画『キングコング対ゴジラ』として1962年に実現している戦いとなります。

 

監督は『サプライズ』やNetflix実写版『Death Note デスノート』などを手がけたアダム・ウィンガードが担当しており、日本人では俳優の小栗旬が本作でハリウッドにデビューを果たしました。

ゴジラvsコング

出典:映画.com

関連作品

【前作】

GODZILLA ゴジラ

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

【関連映画】

キングコング:髑髏島の巨神

1962年「キングコング対ゴジラ」とは?

1962年8月11日に公開された日本映画でゴジラシリーズの第3作となり、キングコングの権利を所有していたRKO社とのライセンス提携作品として当時公開されました。東宝創立30周年記念作品でもあり、ゴジラシリーズ中では歴代1位を動員する大ヒットを記録しました。

 

主要襲撃地点は那須、東京、富士山麓、熱海になり、熱海城は、ゴジラとキングコングに破壊されています。

 

両者の戦いの行方は、初戦はゴジラの放射能火炎に分があり、キングコングは引き下がる形となり、ゴジラの勝ち。再戦は、ゴジラの放射能火炎とキングコングの放電が激突した末、両者は巨大な波しぶきをあげて海へ落下したが、キングコングの姿だけが確認され、ゴジラは海中に没したまま姿を消してしまうという結末となっています。

「ゴジラvsコング」感想・レビュー

日本版ゴジラ世代でしたので、前作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を映画館で観た時は、懐かしさも相まって大興奮でした。満を持して、本作も映画館で観てきましたが、日本版の1962年『キングコング対ゴジラ』とは全く違う別物作品でしたが、もうね圧倒的な大迫力には興奮しっぱなしでした。

 

ストーリー性はほとんどなく、あえて怪獣同士の戦いを中心に描いていますが、これでいいんです!だって怪獣ものは、戦いが見たいんですもん!放射能火炎を中心に戦うゴジラに対して、ほぼ素手で戦うコングの戦いのため、まさしく肉弾戦の様相なので、怪獣同士の格闘技を観ているようでした。

ゴジラvsコング

出典:映画.com

 

そして、驚きがメカゴジラの存在でした!予告などでは全く出てこないため、個人的には、ハリウッド版ゴジラのさらなる続編として、次はゴジラvsメカゴジラかなって勝手に予想していましたが、見事に大外れで今回登場するという驚きでした。次にと説けばいいのにって思いましたが、映画を最後まで見て出し惜しみせずに登場させたのは納得です。

ゴジラvsコングの勝敗の行方やメカゴジラがどう絡んでくるかは、ネタバレになるのであえて書きませんが、結末としては日本のゴジラファンもアメリカのコングファンも納得できる終わり方ではなかったでしょうか。

 

私は、上映当時映画館で観ましたが、とにもかくにも、大迫力は大画面、大音声必須と思える内容でしたし、これから鑑賞と言う方もご家庭で大画面・大音量でみると迫力大満足の映画に仕上がっているのではないでしょうか?

 

これぞハリウッドという出来の作品は、昔ゴジラにはまった大人も、怪獣の戦いが大好きな子供も、頭を使わずに気軽にみれる大興奮できる娯楽作品で親子で観れる映画ですね。

だいふく

子供も観れる大迫力大興奮の怪獣対決だったニャ!

「ゴジラvsコング」関連商品

 

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映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」感想・レビュー:音を立てずには生き残れない!

 

クワイエット・プレイス 破られた沈黙

クワイエット・プレイス 破られた沈黙

「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」映画情報

オンライン鑑賞

Prime Video Rakuten TV

※時期により鑑賞できない場合あり。

あらすじ

生まれたばかりの赤ん坊と耳の不自由な娘のリーガン、息子のマーカスを連れ、燃えてしまった家に代わる新たな避難場所を探して旅に出たエヴリン。一同は、新たな謎と脅威にあふれた外の世界で、いつ泣き出すかわからない赤ん坊を抱えてさまようが……。

出典:映画.com

予告編

作品データ

原題 A Quiet Place Part II
製作年 2021年
製作国 アメリカ
上映時間 97分
監督 ジョン・クラシンスキー
製作 マイケル・ベイ
アンドリュー・フォーム
脚本 ジョン・クラシンスキー
メインキャスト エミリー・ブラント
キリアン・マーフィ
ミリセント・シモンズ
ノア・ジュプ
受賞歴 -


 

「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」映画解説

だいふく

音を立てたらモンスターに襲われ即死という設定の映画なんだニャ!

作品解説

エミリー・ブラント主演で、音に反応して人類を襲う“何か”によって文明社会が荒廃した世界を舞台に、過酷なサバイバルを繰り広げる一家の姿を描いたサスペンスホラー「クワイエット・プレイス」の続編となります。

監督・脚本は、エミリー・ブラントの夫である前作同様ジョン・クラシンスキーが再び手がけた。前作より映画でも夫役を演じています。

 

人類を襲う”何か”から逃げる方法は1つ。音を立てない事。視力が無いに等しいモンスターは、聴力がたけており物音を感じ、人間を襲ってくるという設定です。そのために、音が映画では重要なキーになっています。

 関連作品

【前作】

クワイエット・プレイス

最恐モンスターの弱点

前作では、無敵で最恐と思われたモンスターの弱点が明らかになっています。

耳の不自由な長女リーガンがつけていた補聴器のハウリングにより、怪物たちはその動きを鈍らせます。恐らく聴覚が優れている分、ハウリングのような高周波がきついのでしょう。

ハウリングを利かせると、モンスターの顔の造形が崩れ、その状態だとショットガンなどで顔を撃つことで撃退ができると明かされました。

「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」感想・レビュー

前作も映画館で観まして、あまりにも映画館が静まりかえった状態で、ポップコーンを食べる音や人の咳払いさえも雑音に感じる新感覚を味わいました。やはり続編も映画館で観るべきと思い、公開直後に行ったときの感想です!

 

映画が開始して、いきなり描かれるのは事件が起きた日をDay1とした日の、モンスターに襲われパニックになる世界でした。まだ、音を立ててはいけないと知らない人間達に容赦なく襲い掛かる、不気味なモンスター達に圧倒されます。まさしく爆音の世界観でした。

 

次に描くは、Day474です。前作の後日談ですが、ここからは本作の見せ場ともいえる静寂な世界観。枯葉を踏んずけることも気にして歩かないといけない、無音を貫き通さないといけない状況です。

なのに、前作で誕生した1つの命。。。そうです、静かになんかできない赤ちゃんを連れた、エミリー・ブラント主演で演じる母と子供たちです。もう、この状況絶望ですよね。

クワイエット・プレイス 破られた沈黙

出典:映画.com

 

映画では終始、モンスターの爆音と人間がひそめる静の世界観が繰り広げられ、鑑賞者は視覚だけでなく聴覚が研ぎ澄まされる思いになります。静寂からの急な爆音は心臓が飛び出ると思うくらい。

置き物が倒れるだけで死が訪れるかもしれないという恐怖の中、音を立てないように慎重に生きていく人間の何とも不憫な状況が否が応でも伝わり、観ているこちらも緊張感あふれます。

クワイエット・プレイス 破られた沈黙

出典:映画.com

 

前作で夫を失った一家を救うのは、キリアン・マーフィ演じるご近所さん?だったエメットでした。というか髭もじゃすぎて、キリアン・マーフィって後半まで分からなかったです。(後半目の特徴で、アーって思った次第でした。)

クワイエット・プレイス 破られた沈黙

出典:映画.com

 

映画の展開が面白いと思ったのは(まさに見せ所でしょう)、前作で弱点が分かったモンスターを倒すべく、聴覚障害の少女リーガンとエメットの命を懸けた旅の物語とそれを待っている母と少年それに赤ちゃんの一家達がほぼ同時にモンスターに襲われるシーンが交互に繰り広げられます。

絶体絶命の状況から、両者がどう乗り越えていくのかが非常に面白かったですね。2つのラストを観ているかにも感じられ、最終的には子供たちの大活躍と勇気には感動すら覚えました。

 

はい、ということで、やはり本作は映画館で観るのが正解と思った次第です。まさに観ている側も一緒に緊張感を体験できる新感覚な映画です。そしてこういう映画って続編は面白くないが定番ですが、私は2作目の方面白かったと感じました。相変わらず、エミリー・ブラントの美しさも健在でしたし!

 

さてさて、なんとさらに続編である3作目が製作されるとも聞きました。2作目の本作が良かっただけに、嬉しいニュースではありますが、同時に2作目で完結にもできたので、引っ張りすぎてないかとも心配にはなりますね。でも、上映されたら絶対に映画館行きます!

だいふく

緊張感あふれる映画だったニャ!静からの爆音は驚きすぎて心臓に悪いニャ!

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映画「ゼイリブ」感想・レビュー:エイリアンの陰謀に秘められた社会風刺映画!

 

ゼイリブ

サイレントヒル

「ゼイリブ」映画情報

オンライン鑑賞

Prime Video Rakuten TV

※時期により鑑賞できない場合あり。

あらすじ

仕事を求めて町に流れ着いたネイダは、ホームレスのためのキャンプで寝泊りするようになったのち、教会でサングラスを発見。そのサングラスを通して見えたものは、人間になりすまし、町を支配していた奇怪な侵略者の姿と、至るところに隠され、人間を操っていた洗脳標識だった。恐るべき真実を知ったネイダは侵略者と戦うことになるが……。

出典:映画.com

予告編

作品データ

原題 They Live
製作年 1988年
製作国 アメリカ
上映時間 94分
監督 ジョン・カーペンター
製作 ラリー・J・フランコ
脚本 フランク・アーミテイジ
メインキャスト ロディ・パイパー
キース・デビッド
メグ・フォスター
受賞歴 -


 

「ゼイリブ」映画解説

だいふく

1980年代を代表するSF映画を紹介だニャ。社会風刺をきかせた面白い作品でもあるニャ!

作品解説

『ハロウィン』や『遊星からの物体X』で一躍有名になった、奇才ジョン・カーペンターによるSF映画です。1980年代のアメリカで蔓延した、人々の強欲や、金持ちであることを見せびらかすため、商品や情報を無駄に消費する行為に対する批判や特権階級の人々がメディアを悪用し洗脳し社会を専制的に支配していることに対する警告が織り込まれている作品といわれています。

 

タイトルは、邦題だと分かりにくいのですが、原題だと、THEY LIVEなので、「彼等は住んでいる(生きている)」という意味です。サングラスをかけると、街の景色が何やらいつもと違って見え「命令に従え」「消費しろ」「権力に従え」などの言葉が見えてしまい、さらには裕福そうな人々の大半は骸骨のような恐ろしい顔をしたエイリアンだったという斬新な映画となっています。

プロレスシーン

主演は80年代の全米人気プロレスラーのロディ・パイパーです。劇中でもこれでもかっていうくらいの物語い関係ないプロセスシーンが登場します。

サングラスをかけさせたい主人公ネイダ。サングラスをかけたくない同僚のフランクの男の戦いですが、全くストーリーとしての重要性は無いのですが、両者の「かけろ」「かけない」の喧嘩が、ものすんごく長く激しく、ボッコボコに殴り蹴りあい、しまいにはプロレス技まで飛び出す始末で、観ているこちらが冷汗が出てくるほどの無駄シーンは、本作品で有名です。

「ゼイリブ」感想・レビュー

現実社会の問題をすべてエイリアンの陰謀説として映画いている面白い作品です。エイリアンに人間が洗脳されているという設定もそうですが、サングラスをかけることで真実が見えるという設定が、傑作といえますね。

ゼイリブ

出典:映画.com

 

映画での社会問題は、どんなに働こうがいつまでも這い上がることのできない貧困民。かたや自分達の富のため貧民を奴隷のごとく扱いさらなる富を得ては消費には走る金持ち達。縮まることが無い両者の差…。

その真の理由を知っている、警告を発しているのが自由教会という名の集団です。主人公ネイダは、不当な解雇や労働をさせられながら行き着いた先は、その不思議な協会との出会い。そして、ネイダが手にしたものは、かけることにより世の中がガラッと変わってしまうサングラス!でした。

ゼイリブ

出典:映画.com

 

サングラスを手に入れた瞬間から見える景色、文字全く異なり、挙句の果てには人間の中に奇妙な顔の生物となり、一気にコミカルかつエキサイティングな展開になり物語が面白くなります。人間に紛れ込んだエイリアン、富のためにエイリアンに従う洗脳された人間達。まさしく、反乱軍とエイリアン&味方する人間との戦いとなり、アクション映画さながらの銃撃戦も見所でしょう。

 

映画ではエイリアンの陰謀という設定を使っていますが、サングラスをかける=ものの見方を変えるにもつながり、社会に対して物の見方を変えて考えろ!というメッセージ性も感じます。そして、この映画は1980年代の映画ですが、このメッセージ性や社会風刺は、現代社会にも言えることじゃないかなとも思えるのです。

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出典:映画.com

 

ラストは、自らの命をかけ真実を伝える選択したネイダですが、エイリアンに騙されてきた人々は、果たして気づいてくれるのか!?っという見どころがありますが、当時鑑賞した時は、ラスト結構衝撃でしたよ。

 

さて、日本ではどうでしょうか?毎日遅くまで残業して働き続ける人たち。コロナ禍の中でも満員電車に揺られ出勤しないといけないサラリーマンたち。家族と過ごす時間までもを犠牲にし一生懸命働くことが正しいことだと洗脳されているのかもしれない…。

だいふく

あなたの上司はエイリアンじゃないかニャ???

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映画「TENET テネット」感想・レビュー:時間が逆行…概念を壊される映画体験!

 

TENET テネット

TENET テネット

「TENET テネット」映画情報

オンライン鑑賞

Prime Video Rakuten TV

※時期により鑑賞できない場合あり。

あらすじ

ウクライナでテロ事件が勃発。出動した特殊部隊員の男は、捕らえられて毒を飲まされる。しかし、毒はなぜか鎮静剤にすり替えられていた。その後、未来から「時間の逆行」と呼ばれる装置でやって来た敵と戦うミッションと、未来を変えるという謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられた彼は、第3次世界大戦開戦の阻止に立ち上がる。

出典:映画.com

予告編

作品データ

原題 Tenet
製作年 2020年
製作国 アメリカ
上映時間 150分
監督 クリストファー・ノーラン
製作 エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
脚本 クリストファー・ノーラン
メインキャスト ジョン・デビッド・ワシントン
ロバート・パティンソン
エリザベス・デビッキ
ケネス・ブラナー
受賞歴 ・アカデミー賞視覚効果賞


 

「TENET テネット」映画解説

だいふく

映画の流れとタイムラインの理解が大変な映画を紹介するニャ!

作品解説

 『ダークナイト』3部作、『インセプション』に『インターステラー』と超大作映画により映画の概念を超え10年先の映画と作るといわれている鬼才クリストファー・ノーラン監督が、さらに斜め上を行く映画革命を起こさんと言わんばかり超大作を作りました。

 

「現在から未来に進む“時間のルール”から脱出する」がポイントとなり、時間の概念が壊された想像もできないような世界観となっています。いわゆる時間が逆行するタイムトラベラー要素を含んでいるのですが、そんな簡単な言葉では語りつくせないような、難解な映画です。

映画を1度見ただけでは理解が難しいため、様々な解説サイトや解説動画が掲載されているほどで、謎解きが話題にもなっている映画でもあります。2度、3度を映画を観ることでやっと理解が追い付くという楽しみを持っています。

 

主演は、ジョン・デビッド・ワシントンです。あの名優デンゼル・ワシントンの息子ですが、アカデミー脚色賞を受賞した『ブラック・クランズマン』で映画初主演を務め、本作が主演2作目となります。映画では、未来に起きる第3次世界大戦から人類を救うミッションを与えられた”名もなき男”を演じています。

TENET テネット

出典:映画.com

タイトルに秘められた事実

映画のタイトルである「TENET」は、実際に存在するラテン語のSATOR式と呼ばれる回文の文章に含まれています。写真を見てみると文章の真ん中の文字を縦に読むと、"TENET"と言う文字が見えてきますね。ラテン語は英語の起源のと言う意味でタイトルに使われたようです。

TENET テネット

出典:wikimedia

さらには、一つ一つの単語にも映画は関連していました。

映画との関連

・SATOR:悪役の名前
・AREPO:画家の名前
・TENET:特殊能力
・OPERA:始まりの場所
・ROTAS:会社の名前

そして、さらに隠された事実として、タイトルのスペルは前からも後ろからも同じ読み方できるのです。まさに時間軸の挟み撃ちですね。そしてTEN=10も隠されています。そうなんですラストの挟み撃ち作戦は巡行も逆行も時間は10分なんですよね!

「TENET テネット」感想・レビュー

いや~、クリストファー・ノーラン監督の頭の中はどうなっているんですか!?っと言いたくなるようなぶっ飛んだ映画体験をしました。これまでの作品の傾向や本作の前評判や予告である程度のぶっ飛んだ映画とは認識してましたが、斬新さで片付けられないような、想像をはるかに超えた時間を味わいました。

 

そして評判通り、1度の鑑賞では全てを理解することができませんでした。ん?どういうこと?って途中何度も思い、正直自分の脳の限界を超えてしまっていると感じましたが、そのために映画が面白くなくなったりすることは一切なく、理解できないことも含めて没入感を感じられた映画体験でした。

 

その理由は、理解できなくてもストーリー性が見えなくなることもありませんし、それ以上にアクションシーンの面白さや、想像を超える映像、そして強烈に興奮する音響によって視覚と聴覚が圧倒される感覚でした。ラストの戦闘シーンは、もう何をこれ観ているんだろう!?という驚きでいっぱいでした。

 

クリストファー・ノーラン監督に常識を完膚なきまで壊された気分ですよ。この感覚は、『インセプション』『インターステラー』でも味わってもうすでに3回目なのにさらに上を行くという凄さです。でもね、ここまで来ちゃったのです、もう我々は次回作でさらなる、常識をくつがえす高みを見させてもらいたいと期待してしまいますよ!

だいふく

ひゃ~、監督天才だニャ!

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映画「アド・アストラ」のあらすじ・感想レビュー:ブラッド・ピットの渋い演技に尽きる!

「アド・アストラ」映画情報

アド・アストラ 製作年:2019年
 製作国:アメリカ
 上映時間:123分
 [Amazon Primeで観る]
 [楽天ブックスで買う]
 

あらすじ

地球外生命体の探求に人生をささげ、宇宙で活躍する父の姿を見て育ったロイは、自身も宇宙で働く仕事を選ぶ。しかし、その父は地球外生命体の探索に旅立ってから16年後、地球から43億キロ離れた海王星付近で消息を絶ってしまう。時が流れ、エリート宇宙飛行士として活躍するロイに、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。さらに、父が進めていた「リマ計画」が、太陽系を滅ぼしかねない危険なものであることがわかり、ロイは軍の依頼を受けて父を捜しに宇宙へと旅立つが…。

予告
映画データ
原題 Ad Astra
監督 ジェームズ・グレイ
製作 ブラッド・ピット
デデ・ガードナー
主なキャスト ブラッド・ピット
トミー・リー・ジョーンズ
受賞歴 -


 

「アド・アストラ」感想レビュー

管理人

歳を重ね渋さがましたブラピ主演の壮大な宇宙を舞台にした映画を紹介します。ブラピ史上最高の演技とも言われている映画ですね。

だいふく

年齢を重ねおじさんの渋さが魅力的だニャ~

作品について

「アド・アストラ」はラテン語で星の彼方という意味だそうです。本作はブラットピット演じるロイが、父に会うため43億キロ離れた海王星までの旅に出るという、現代では途方もない話ですが、映画の世界は宇宙旅行のような感覚で行ってしまう時代を描いています。

撮影監督は、あの『インターステラー』のホイテ・バン・ホイテマですので、宇宙の描写はお手の物。なんとCGに頼らない独特な技術を使い宇宙を形にしたというから驚きです。映像美は圧巻でした。

そしてなんといっても、ブラット・ピットの演技力が際立つ映画です。年齢を重ねてカッコよさから、渋さへ変わりつつあるブラピですが、本作はアクションシーンなんかもほぼ無い中で、哀愁漂う一人の年配の男性を演じ切っています。

感想

なかなか映画の評価が難しい作品でした。面白くはないわけではない、ブラピの渋い演技も魅力的です。ただ、43億キロの旅というあまりにも広大なスケールな割には物語が余りにもシンプルで物足りなさを感じます。まるでブラピが演じるロイの一人の人生を一緒に振り返り、自分探しを付き合っている感覚を持つ映画でしょう。そういった意味では、SF作品というよりかは、人間ドラマを見ているようでした。

ただ、シンプルな物語の割には、余計な脇役ストーリーが過剰なのが気になる作品でした。宇宙の旅の途中で漂う別の宇宙船を調査した時に人食い!?猿のような怪物が登場しますが、正直あのシーンは必要だったのかが分かりません。自分探しのシンプルで静かに進む物語に水を差されたようです。他にも月を車で移動中に盗賊?みたいな集団に襲われたりとか、無駄に尺を伸ばしただけな気がします。こういうオマケ話はやめて120分でなくもう少し時間を短くにまとめた方が、映画の評価も高くなったんじゃないかなって思います。せっかくここまでシンプルな物語にしたのですから。

ロイの自分探しと共に、父親と息子の愛の形も一つのテーマだったでしょう。43億キロの旅で父親への思いの変化が面白く描かれています。実際に父に会った時は、子供のようなロイが見れましたが、父と子はそれぞれの道を選びました。なかなか感慨深いシーンでありますが、父親の心理はいまいちつかみきれないところもあります。なにかヤケになっているだけのような。

そんな感動の良いシーンの後には、宇宙船の一部を盾にしての脱出というスーパーマンみたいなあり得ないシーンが続きます。こ、これは絶対生身の人間ではあり得ないシーンのため、折角の感動も正直ちょっぴり冷めてしまいましたがね…。

ということで、本作は宇宙描写の素晴らしさとブラピの渋い演技に尽きますので、それを楽しみに鑑賞すれば、面白い映画と思えるのではないでしょうか!

だいふく

ブラピにメロメロだニャ~

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映画「メン・イン・ブラック インターナショナル」のあらすじ・感想レビュー:舞台は世界へ!

「メン・イン・ブラック インターナショナル」映画情報

メン・イン・ブラック インターナショナル 製作年:2019年
 製作国:アメリカ
 上映時間:115分
 [Amazon Primeで観る]
 [楽天ブックスで買う]


 

あらすじ

エリート新人女性エージェントMは、ロンドン支部でイケメンチャラ男だが敏腕のエージェントHとチームを組み、MIB内部に潜伏するスパイを摘発する任務にあたる。エージェントの姿に化けたエイリアンを探す為、イギリス、フランス、モロッコと世界各国で捜査を進める二人に危機が迫っていた。スパイが仕掛けた裏工作により、逆に二人はMIBから追われる身となってしまう―。

予告

映画データ
原題 Men in Black International
監督 F・ゲイリー・グレイ
製作 ウォルター・F・パークス
ローリー・マクドナルド
キャスト クリス・ヘムズワース
テッサ・トンプソン
リーアム・ニーソン
受賞歴 -

「メン・イン・ブラック インターナショナル」感想レビュー

作品について

地球に生息するエイリアンを監視する秘密組織MIBを描いた映画であり、本作でシリーズ4作目になります。といっても過去3作はウィル・スミス&トミー・リー・ジョーンズの組み合わせでしたが、本作では、クリス・ヘムズワース&テッサ・トンプソンのコンビに変わってます。映画上は、前作まではMIBのニューヨーク支部で、今作からがロンドン支部での出来事ということになってます。

個人的には過去3作のMIBのイメージが強すぎました。ウィル・スミス&トミー・リー・ジョーンズの組み合わせの方が、3枚目なキャラ設定のため笑わせるという要素では確実に上ですね。本作コンビはイケメンと新人女性と言う組み合わせなので、シリーズ特有の笑わせどころは沢山用意されているのです、少し空回り感が否めず…。

過去作品は主役2人の個性が強かったのでMIBが巨大な組織という印象は持たなかったのですが、本作では組織の裏側も含めてしっかり描いた作りになっています。まさしく世界を股にかけてた巨大な組織といった感覚でしょうが、ちょっと大風呂敷広げすぎた感もありますね。

だいふく

MIBは、今までのコンビじゃないとだめと思うにゃ!

感想

俳優陣よし、映像美よし、迫力よし。なのにあんまり面白くなかった感覚です。こんなに目白押しな映画なのになんでだろう?っと考えてみました。

理由はいくつかあります。まず内容や展開が薄っぺらいのです。今回のテーマは、スパイアクションの要素を強く意識したみたいなのですが、結果、様々な世界各国を飛び回るストーリーとなっており、目まぐるしく場所が変わり、その場所での展開に深みが無く単調なのでいまいちのめりこめないのです。

個性的なエイリアンをふんだんに登場させすぎもよくなかったです。もちろん映像として視覚的には楽しませてもらいましたが、全くストーリにも関係ないエイリアンが多すぎて、ただ単に色々なエイリアンを見せたかっただけのようで、子供騙し感が否めません。種類を多く登場させればいいってものではないんですよね。

といった背景ががあるため、たとえ俳優陣を豪勢にしても、映像や迫力を出したとしても、どうしても白けてしまいます。なんだか、今までの3作が、本流映画で、今回はスピンオフの位置づけな印象が強くおまけみたいな印象を持ってしまいましたね。

だいふく

いや~、残念に感じたにゃ。

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映画「ターミネーター ニュー・フェイト」のあらすじ・感想レビュー:T2正統続編サラ・コナー復活!

「ターミネーター ニュー・フェイト」映画情報

IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 製作年:2019年
 製作国:アメリカ
 上映時間:129分
 [Amazon Primeで観る]
 [楽天ブックスで買う]


 

あらすじ

人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、まだ危機は去っていなかった。メキシコシティで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーのもとに、未来から最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙う。一方、同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守るためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げる。何度倒しても立ち上がってくるREV-9にダニーとグレースは追いつめられるが、そこへ、かつて人類を滅亡の未来から救ったサラ・コナーが現れる。

予告

映画データ
原題 Terminator: Dark Fate
監督 ティム・ミラー
製作 ジェームズ・キャメロン
デビッド・エリソン
キャスト リンダ・ハミルトン
アーノルド・シュワルツェネッガー
マッケンジー・デイビス
ナタリア・レイエス
ガブリエル・ルナ
受賞歴 -

「ターミネーター ニュー・フェイト」感想レビュー

作品について

ジェームズ・キャメロンが生み出した、ターミネーターのシリーズ6作目となります。といっても、本作はあの名作『ターミネーター2』の正式な続編と言うことで、ジェームズ・キャメロンがプロデューサーとなり、『デッドプール』のティム・ミラー監督がメガホンを取ります。

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って、ん!?ターミネーター3~6を無かったことにしちゃいましたよ!

本作の時系列としては、『ターミネーター2』の続編として描かれていますが、変わったのが、未来の世界を支配AIがスカイネットではなくなってしまい他のAIであること、ゆえにスカイネットに対抗する人類抵抗軍の指揮官がサラ・コナーの息子のジョン・コナーではなくなたこということです!

だいふく

これは完全に新章として始めるつもりなんだニャ!

と驚いてしまいます。ほんとパート3以降何だったんだと思わせるほどの、開き直りっぷりな続編でありましました。まぁ、ここまでくると逆に気持ちよささえ感じますけどね!

登場人物&キャストについて

サラ・コナー復活!!!

やっぱりターミネーターといったらサラ・コナーじゃないと!って改め今回思いました。ちなみに、パート3では白血病で亡くなっている設定になっていたんですよね。嬉しいことにサラ役には、リンダ・ハミルトンが復活しています。いや~歳をとりましたね。が、本作のために体をきっちり仕上げたらしく、見事なスタイル&強さでした。これでこそ、サラ・コナーです!

シリーズの顔であるT-800には、おなじみのアーノルド・シュワルツェネッガーです!ファンはたまりませんよ。本作では、T-800が人間らしさまで持ってしまっていて、サラ・コナーとの関係性が非常に魅力的な仕上がりになってましたね。

この二人(一人は機械だが)が並んで戦っているところを見るだけで幸せに感じました。

一方で、悪役側のマシーンは、REV-9という今までにはない製品でした。「ターミネーター2」の敵は、T-1000でしたのでT-800の進化版製品ってのが分かりましたが、サイバーネットではないので製品が変わったのでしょう。仕様はT-1000と似ており破壊しても液体っぽくなり集まって復活します。目新しい点は2つあり、2体に分かれるところとジョークを飛ばしたりするところですね。この2つの進化には正直驚きです。演じる、ガブリエル・ルナも非常に良かったと思います。(個人的には、T-1000を演じたロバート・パトリックの方が好きでしたが)

そして、2人の新ヒロインも登場しました!REV-9から命を狙われるダニー役のナタリア・レイエス、そしてダニーを守るために未来から来たグレース役のマッケンジー・デイビス。いや~二人ともとても良かったです!美しく強い存在で魅力たっぷりのキャラでした。

というように、本作は映画の役柄でも俳優陣も、新旧がうまく融合した作品で、これだけでも面白いよね!って感じてしまいますね。

感想

いや~懐かしい!28年ぶりですか!?

『ターミネーター2』は、今は亡き映画好きの親父に映画館に学生時代に連れていかれ(血を引き継いで映画好き)、余りの面白さと驚きにのめり込んで観た記憶が今でも鮮明に残っています。

とにかく、冒頭から最後までの大迫力のアクションシーンにのめり込みます。特に前半でダニーを救うための工場とハイウェイでのアクションは、いきなり心をわしづかみにされ、「あ、やっぱりターミネーター面白いや」って感じさせてくれました。

なによりも、リンダ・ハミルトンが演じる強いサラ・コナーが戻ってきてくれたことが嬉しいですね。歳を取っても強い、いやむしろパワーアップして危険な人物として再登場って素晴らしいです。そして、アーノルド・シュワルツェネッガーT-800もチョイ役ではなくしっかり最後まで大活躍してくれたことも、本当に嬉しく素晴らしかったです。ラストの感動シーンは前作と同じ展開ではありますがね。

総じて楽しく鑑賞させてもらいましたし、なんだか昔を思い出させてくれて懐かしい思い出をよみがえらせてくれましたので、大満足でありました。

ただ、ただですよ鑑賞後に冷静に考えてみたら、AIがスカイネットではなくなってしまい、ジョン・コナーも死んでしまったという展開は、本当に今までが何だったんだろうってやぱり思ってしまいますよね。なにも、そこまで変更しなくてもよかったと思うのですがね。長年のファンとしては少し寂しいものもあります。(エドワード・ファーロングが私生活がダメすぎて、ジョン・コナー役に使えなかったのが影響しているのか!?)

あと、これまた鑑賞後に冷静に考えてみると、物語は完全にループになってしまっているのも気になりました。未来を変えるというよりかは、今回の展開だと決まったループを繰り返すような話の作りになっている気がしますね。

ラストは、続編も作ることもできそうな終わり方でもあるのですが。個人的には、もうそろそろ終わってしまっていいんじゃない!?良き映画を、このままそっと終焉にしてほしいなって、思ってしまう次第です。

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映画「スペース・バンパイア」のあらすじ・感想レビュー:全裸美女バンパイアが精気を吸い尽くす!

「スペース・バンパイア」の映画情報

スペース・バンパイア上映日:1985年08月10日
製作国:イギリス
上映時間:102分
[Amazonで見る]
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STORY

巨大な宇宙難破船からロンドンへ持ち帰った謎の生命体の一体は妖艶な全裸の美女で、≪彼女≫を犯そうとした者は、たちまち生命を吸い取られミイラとなった。人体から人体へと乗り移って殺人を重ねるスペースバンパイアと、追いつ追われつの死闘。ロンドンはついに死の街と化し、吸血ゾンビの群れであふれかえる…。

TRAILER

REVIEW

だいふく

2年前の本日、お亡くなりになった、トビー・フーパー監督追悼レビューだニャ!

いや~、すばらしい映画です!え?何がって?

もちろん!マルチダ・メイの"全裸"のお姿ですよ~!非常に美乳で、なんとお綺麗な姿なんでしょう。劇中マルチダ・メイは、ほとんど全裸ですから、彼女の魅力たっぷり魅せられます。この映画を一番最初に観たのは子供のころでしたから、そりゃ刺激強くて内容なんて二の次でした(笑)

マルチダ・メイの全裸だけでも満足ですが、内容もちゃんと面白いんです。なんたって、監督は『悪魔のいけにえ』『ポルターガイスト』で有名なトビー・フーパー。そして脚本は『バタリアン』のダン・オバノンと来ています。

宇宙で回収し地球に持ち帰った人間と思われた生物は、精魂を吸い生きるエイリアン。精魂吸われた人間は、シワシワに干からびてしまうのです。それでもってタチが悪いのが、精魂吸われた者も2時間たつと、ほかの人間の精魂を吸い味方を増やし続ける、宇宙のスペースバンパイア(吸精鬼)なのでした。

バンパイアを回収してしまった宇宙船の船長のカールセンは終始彼女の魅力に朦朧です。性交までしてしまいバンパイアからすると、便利屋さんとして動かされるのであります。まぁ、あんなに魅力的な体つきの女性から迫られたら誰でも…。あ、いやいや…。

人間の体内を移動することもできるバンパイアに振り回されるカールセンは、精神病院のアームストロング院長と男性同士のキスまでさせられるという、伝説のシーンまで残しちゃいました!

でもね美女は仮の姿、本当の正体は醜い化け物なんです!

最後はなんとか性欲?に打ち勝ったカールセンのおかげでロンドン核爆破はまぬがれましたが、結局はあんたの意志の弱さでこんなになっちゃったんでしょうがよ~!って言いたくなるような物語でもありました。

さて美乳が注目される映画なのですが、やはり当時のSFXを駆使した特撮はすばらしいものでした。今のCGを知っている人が見るとちゃっちいとは思ってしまうでしょうが、この時代の技術としては素晴らしいかったのです。残念ながら、興行収入は恵まれなかったものの、美乳(しつこい!)と共に特撮技術としても後世に残る名作とも言えましょう。

トビー監督の仕事ですから、ラストなんかバンパイアというより、ゾンビ映画化したハチャメチャっぷりでしたが、そこは愛嬌と言いますか、見どころと言いますか。。。

INFORMATION

英題 Lifeforce
製作年 1985
監督 トビー・フーパー
製作 メナヘム・ゴーラン
ヨーラム・グローバス
出演者 スティーヴ・レイルズバック
ピーター・ファース
フランク・フィンレイ
マチルダ・メイ
パトリック・スチュワート
マイケル・ゴザード
配給 日本ヘラルド映画
受賞歴 -
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映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のあらすじ・感想レビュー:世界にゴジラが怪獣界のキングと知らしめた!

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の映画情報

ゴジラ キングオブモンスターズ上映日:2019年05月31日
製作国:アメリカ
上映時間:132分
[Amazonで見る]
[楽天で見る]


 

STORY

前作から5年後の世界を舞台に、モスラ、ラドン、キングギドラなど続々と復活する神話時代の怪獣たちとゴジラが、世界の覇権をかけて戦いを繰り広げる。また、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようと、未確認生物特務機関「モナーク」に属する人々が奮闘する姿を描く。

TRAILER

REVIEW

だいふく

興奮しっぱなしです!最高だったニャ!!!

初日、朝一会社休んで観に行きました!笑
いやね、年齢バレてしまいますが、ゴジラは幼少時代に大好きだった映画で亡き父と映画館で鑑賞してました。それも「ゴジラVSキングギドラ」が大好きでした。「ゴジラVSモスラ」も好きでしたねー。

約30年の歳月がたち、またこの子供の頃の興奮を大画面大迫力で楽しめるなんて、なんて幸せで素晴らしいことしょう!四大怪獣、ゴジラ、キングギドラ、モスラ、ラドンが大暴れですよ!

さらにうれしいことは、アレンジは加わってますが、ちゃんと音楽も昔の映画音楽をベースにしてくれており、再び「モスラ~ヤ、モスラ~」って口ずさむことができるとは!知らない方は、YouTubeにありました!

流石ハリウッドのゴジラでした。怪獣同士の戦いは大迫力。これほど映画館で観ることの感動を覚えた映画は余りないです。大迫力過ぎますよ、これ。予告の動画にもありますが、キングギドラが仁王立ちで羽を広げ稲妻がほとばしる姿は圧巻です!対してゴジラも負けてなく、放射能たっぷり満タン状態(さらに暴発気味)になったゴジラの姿と吠える力の凄まじさは、ただただ観ていて迫力に圧倒されました。2大怪獣の迫力に対して、モスラは綺麗な輝きと美しさに圧倒させられるという。

怪獣だけでなく、本作は人間ドラマもちゃんと描かれており(ママは許せないけどちゃっかり最後持って行っちゃうのが納得いかなかったけど)、家族愛やゴジラ愛!?なんかも良く描かれて入れ、渡辺謙が結構渋い役で名脇役な感じでしたね。

ハリウッドがゴジラ作ったらこんなになるんだって、実力をまざまざと見せつけられた感じです。でも、ちゃんと日本のゴジラへのリスペクトも要所要所に感じられ、ちゃんとオリジナルも観て、ゴジラ好きの人たちが作ったんだなと思える作品でしたよ!たぶん古きゴジラ世代のオジサン達はワクワクが止まらい童心に戻った感覚を覚えるにい違いません。

過去のゴジラ知っている人も知らない人も、是非観て頂きたい映画です。ストーリ性もあるにはありますが、正直ド迫力の怪獣達の戦いを中心に観るといいですよ!あとエンドロール後に少し続きがありますのでご注意を!

さてさて、続編作ってくれるのでしょうか?

個人的には、ハリウッド版「ゴジラVSビオランテ」なんかも観たいですが、日米対決「ゴジラVSキングコング」も面白いかもです。次はメカゴジラなのかなぁ~。是非VSシリーズ復刻してほしい!あぁワクワクが止まらない♪

【追記】2019年6月3日

続編は、「ゴジラ vs キングコング」で決定しているようです。2020年3月13日に米国公開予定とのこと!楽しみですねぇ!

INFOMATION

英題 Godzilla: King of the Monsters
製作年 2019
監督 マイケル・ドハティ
製作 メアリー・ペアレント
アレックス・ガルシア
トーマス・タル
出演者 カイル・チャンドラー
ベラ・ファーミガ
ミリー・ボビー・ブラウン
渡辺謙
チャン・ツィイー
ブラッドリー・ウィットフォード
配給 東宝
受賞歴 -
リンク 公式サイト

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映画「スティーブン・キングのランゴリアーズ」感想・レビュー:10人は生き残れるか

 

ランゴリアーズ

ランゴリアーズ

「スティーブン・キングのランゴリアーズ」映画情報

あらすじ

ロサンゼルスからボストンへの夜間フライト。眠っていた数名の乗客たちが目を覚ますと、周りから人間が消えていた。衝撃の事実を前に絶望と恐怖でパニックに陥りながらも、元の世界に戻る方法を必死で探す彼ら。そんな中、想像を絶する悪の手が忍び寄ってくる…。

予告編

作品データ

原題 The Langoliers
製作年 1995年
製作国 アメリカ
上映時間 180分
監督 トム・ホランド
製作 デビッド・カッペス
原作 スティーブン・キング
メインキャスト デヴィッド・モース
マーク・リンゼイ・チャップマン
パトリシア・ウェティグ
ケイト・メイバリー
ブロンソン・ピンチョット
受賞歴 -


 

「スティーブン・キングのランゴリアーズ」映画解説

だいふく

スティーブン・キング原作の名作映画だニャ!古いけど怖い人間ドラマも観れる大好きな映画ニャ~。

作品解説

スティーブン・キングが1990年に発表した中篇小説Four Past Midnightに含まれる1篇の映画化ですが、時間は180分と長丁場となっています。監督は、『チャイルド・プレイ』で有名な、トム・ホランドです。

 

タイトルにもなっている"ランゴリアーズ"とは、夜間飛行の同じ飛行機に乗り合わせた人たちが過去の時間に取り残され、迷い込んだ土地で登場する人喰いモンスターのことです。口だけモンスターといった姿をして、何でも食い尽くす怪物とされてます。チープなCGゆえに、滑稽さがあふれるユニークな姿です。

ランゴリアーズ

ランゴリアーズ

残された10人

本作では、旅客機の中、眠っていた10人以外は忽然と姿を消し、消えた人間の身につけているものは機内に残ったままという不思議な状況となり、残された10人を中心に描いた映画ですが、残った10人が個性豊かで絶妙な設定でした。

10人の紹介

・元妻の死を知りかけつけようとしている機長
・極秘任務についている工作員
・謎を解き明かそうと努力する推理小説化
・目の手術をするために向かう盲目の少女
・父親の愛情を得られず精神異常の重役銀行員
・変わり映えの無い日常に嫌気がさしペンフレンドに会いに行く女教師
・酒、ドラックの矯正施設に入れられるため向かう女性
・おとなしいが勇敢な学生
・孫に会いに行くために乗り合わせた黒人男性
・最後まで眠って、常にお腹を空かせているのんびりやの中年男性

彼等はそれぞれの目的を持ってボストン行きの旅客機に偶然に乗り合わせたはずであったのに、最終的には、選ばれるべきして残された10名としか言いようが無いほど物語に重要で1人として欠ける事が出来ない10名でした。 

「スティーブン・キングのランゴリアーズ」感想・レビュー

古い時代を知っている方であれば、スティーブン・キングといえば、本作か『IT/イット』と言う方が多いのではないでしょうか?『IT/イット』はリメイクされたため若い人にも知られましたが、本作も負けてないくらい面白い作品で好きな映画です。

 

冒頭30分で虜になる面白さ。この先何が起こるのか、どんな展開になるのかと、出だしからすぐにのめりこみます。夜間飛行の同じ飛行機に乗り合わせた人たちが過去の時間に取り残され、他人同士であった個性的な10名がおりなす展開が実に興味深く面白いです。リーダーシップをとるもの、不信感を示すもの、嘆くだけのもの、徐々に恋愛が芽生えるもの、今までの人生に後悔を示すものと様々な人間模様が描かれます。

 

特記すべきは、盲目少女とダイナと精神異常者のトゥーミーとの関係でした。トゥーミーを救いたいと声をかける彼女は、トゥーミーに胸をナイフで刺されてしまうのです。それでもダイナはトゥーミーのことを常に思い気にかけ、彼のトラウマである父親という苦しみから解放させようとします。観ていて、ダイナの心の優しさや清さに感動すら覚えるのです。

が…。そこはスティーブン・キング原作ということを失念してました・・・。最終的な結末は。ダイナみんなを救うため、トゥーミーを人喰いモンスターランゴリアーズの餌食にしただけだったのです。おぉ~何たることだと少しでもダイナの姿に感動した自分を悔やむのです。

 

そうです、この作品は人喰いモンスターのランゴリアーズはおまけの存在であって、同じ危機に置かれた時の人間の生き様を描き、人間の本質が見え隠れします。人間のすばらしさと共に、人間の残酷さも表現されているのです。

最終的に生き残った者の喜び方は異常なほどで違和感も覚えました。だってね、数分前には生き残れた者のために犠牲になった人がいるんです。そんなことは一瞬で忘れてしまったような強烈な歓喜です。特に女教師は、死んだ工作員と直前まで愛の約束までしてたのに。

協力し合ってきたのに、最後の最後に所詮は偶然に出会った10人、自分が助かることが一番と言いたげなラストであります。

 

さてさて、もう一つの見所(といっていいのか!?)は、人喰いモンスターランゴリアーズの姿です。足音は聞こえども姿は見えず。もぅ、とことん引っ張って、引っ張って、引っ張り続けて期待させた挙句、登場したのはチープなCGで違和感有りまくりの、口だけモンスター!

えっ!ちゃっちぃ~~~!!!

ランゴリアーズ登場シーン

ランゴリアーズ登場シーン
だいふく

ちゃちなCGは、面白すぎて吹き出しそうになったニャ~。

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