「TENET テネット」映画情報
オンライン鑑賞
※時期により鑑賞できない場合あり。
あらすじ
ウクライナでテロ事件が勃発。出動した特殊部隊員の男は、捕らえられて毒を飲まされる。しかし、毒はなぜか鎮静剤にすり替えられていた。その後、未来から「時間の逆行」と呼ばれる装置でやって来た敵と戦うミッションと、未来を変えるという謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられた彼は、第3次世界大戦開戦の阻止に立ち上がる。
出典:映画.com
予告編
作品データ
原題 | Tenet |
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製作年 | 2020年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 150分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
製作 | エマ・トーマス クリストファー・ノーラン |
脚本 | クリストファー・ノーラン |
メインキャスト | ジョン・デビッド・ワシントン ロバート・パティンソン エリザベス・デビッキ ケネス・ブラナー |
受賞歴 | ・アカデミー賞視覚効果賞 |
「TENET テネット」映画解説

映画の流れとタイムラインの理解が大変な映画を紹介するニャ!
作品解説
『ダークナイト』3部作、『インセプション』に『インターステラー』と超大作映画により映画の概念を超え10年先の映画と作るといわれている鬼才クリストファー・ノーラン監督が、さらに斜め上を行く映画革命を起こさんと言わんばかり超大作を作りました。
「現在から未来に進む“時間のルール”から脱出する」がポイントとなり、時間の概念が壊された想像もできないような世界観となっています。いわゆる時間が逆行するタイムトラベラー要素を含んでいるのですが、そんな簡単な言葉では語りつくせないような、難解な映画です。
映画を1度見ただけでは理解が難しいため、様々な解説サイトや解説動画が掲載されているほどで、謎解きが話題にもなっている映画でもあります。2度、3度を映画を観ることでやっと理解が追い付くという楽しみを持っています。
主演は、ジョン・デビッド・ワシントンです。あの名優デンゼル・ワシントンの息子ですが、アカデミー脚色賞を受賞した『ブラック・クランズマン』で映画初主演を務め、本作が主演2作目となります。映画では、未来に起きる第3次世界大戦から人類を救うミッションを与えられた”名もなき男”を演じています。
出典:映画.com
タイトルに秘められた事実
映画のタイトルである「TENET」は、実際に存在するラテン語のSATOR式と呼ばれる回文の文章に含まれています。写真を見てみると文章の真ん中の文字を縦に読むと、"TENET"と言う文字が見えてきますね。ラテン語は英語の起源のと言う意味でタイトルに使われたようです。
出典:wikimedia
さらには、一つ一つの単語にも映画は関連していました。
・SATOR:悪役の名前
・AREPO:画家の名前
・TENET:特殊能力
・OPERA:始まりの場所
・ROTAS:会社の名前
そして、さらに隠された事実として、タイトルのスペルは前からも後ろからも同じ読み方できるのです。まさに時間軸の挟み撃ちですね。そしてTEN=10も隠されています。そうなんですラストの挟み撃ち作戦は巡行も逆行も時間は10分なんですよね!
「TENET テネット」感想・レビュー
いや~、クリストファー・ノーラン監督の頭の中はどうなっているんですか!?っと言いたくなるようなぶっ飛んだ映画体験をしました。これまでの作品の傾向や本作の前評判や予告である程度のぶっ飛んだ映画とは認識してましたが、斬新さで片付けられないような、想像をはるかに超えた時間を味わいました。
そして評判通り、1度の鑑賞では全てを理解することができませんでした。ん?どういうこと?って途中何度も思い、正直自分の脳の限界を超えてしまっていると感じましたが、そのために映画が面白くなくなったりすることは一切なく、理解できないことも含めて没入感を感じられた映画体験でした。
その理由は、理解できなくてもストーリー性が見えなくなることもありませんし、それ以上にアクションシーンの面白さや、想像を超える映像、そして強烈に興奮する音響によって視覚と聴覚が圧倒される感覚でした。ラストの戦闘シーンは、もう何をこれ観ているんだろう!?という驚きでいっぱいでした。
クリストファー・ノーラン監督に常識を完膚なきまで壊された気分ですよ。この感覚は、『インセプション』『インターステラー』でも味わってもうすでに3回目なのにさらに上を行くという凄さです。でもね、ここまで来ちゃったのです、もう我々は次回作でさらなる、常識をくつがえす高みを見させてもらいたいと期待してしまいますよ!

ひゃ~、監督天才だニャ!
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