「TENET テネット」映画情報
あらすじ
ウクライナでテロ事件が勃発。出動した特殊部隊員の男は、捕らえられて毒を飲まされる。しかし、毒はなぜか鎮静剤にすり替えられていた。その後、未来から「時間の逆行」と呼ばれる装置でやって来た敵と戦うミッションと、未来を変えるという謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられた彼は、第3次世界大戦開戦の阻止に立ち上がる。
予告
映画データ
原題 | Tenet |
---|---|
監督 | クリストファー・ノーラン |
製作 | エマ・トーマス クリストファー・ノーラン |
主なキャスト | ジョン・デビッド・ワシントン ロバート・パティンソン エリザベス・デビッキ ケネス・ブラナー |
受賞歴 | - |
「TENET テネット」感想レビュー

今回は、アクションサスペンス超大作で想像もできないような、理解が大変な映画を紹介します。

映画の流れとタイムラインを理解するのが難しいニャ!
作品について
『ダークナイト』3部作、『インセプション』『インターステラー』という超大作を映画の概念を超えて作ってきた、10年先の映画と作るといわれている鬼才クリストファー・ノーラン監督が、さらに斜め上を行く映画革命を起こさんと言わんばかりのアクションサスペンス超大作を作りました。
本作は、「現在から未来に進む“時間のルール”から脱出する」がポイントとなり、時間の概念が壊された想像もできないような世界観となっています。いわゆる時間が逆行するタイムトラベラー要素を含んでいるのですが、そんな簡単な言葉では語りつくせないような、難解な映画です。
映画を1度見ただけでは理解が難しいため、様々な解説サイトや解説動画が掲載されているほどで、謎解きが話題にもなっている映画でもあります。2度、3度を映画を観ることでやっと理解が追い付くという楽しみを持っています。
主演は、ジョン・デビッド・ワシントンです。あの名優デンゼル・ワシントンの息子ですが、アカデミー脚色賞を受賞した『ブラック・クランズマン』で映画初主演を務め、本作が主演2作目となります。映画では、未来に起きる第3次世界大戦から人類を救うミッションを与えられた”名もなき男”を演じています。
感想
いや~、クリストファー・ノーラン監督の頭の中はどうなっているんですか!?っと言いたくなるようなぶっ飛んだ映画体験をしました。これまでの作品の傾向や本作の前評判や予告である程度のぶっ飛んだ映画とは認識してましたが、斬新さで片付けられないような、想像をはるかに超えた時間を味わいました。
そして評判通り、1度の鑑賞では全てを理解することができませんでした。ん?どういうこと?って途中何度も思い、正直自分の脳の限界を超えてしまっていると感じましたが、そのために映画が面白くなくなったりすることは一切なく、理解できないことも含めて没入感を感じられた映画体験でした。
その理由は、理解できなくてもストーリー性が見えなくなることもありませんし、それ以上にアクションシーンの面白さや、想像を超える映像、そして強烈に興奮する音響によって視覚と聴覚が圧倒される感覚でした。ラストの戦闘シーンはもうね、何をこれ観ているんだろう!?という驚きでいっぱいでした。
もうね、クリストファー・ノーラン監督に常識を完膚なきまで壊された気分ですよ。この感覚は、『インセプション』『インターステラー』でも味わってもうすでに3回目なのにさらに上を行くという凄さです。でもね、ここまで来ちゃったのです、もう我々は次回作でさらなる、常識をくつがえす高みを見させてもらいたいと期待してしまいますよ!

難しくて頭がプシュ―って煙が出たニャ!
映画のタイムライン(ネタバレ)

ここからはネタバレにもなるので鑑賞後にみてください!
鑑賞後???が多い映画だったと思いますので、理解を深めるため色々調べてみましたが、こちらのYouTubeのタイムライン攻略が分かりやすかったので掲載しておきます!

ひゃ~、監督天才だニャ!
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