「ターミネーター ニュー・フェイト」映画情報
製作年:2019年
製作国:アメリカ
上映時間:129分
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あらすじ
人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、まだ危機は去っていなかった。メキシコシティで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーのもとに、未来から最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙う。一方、同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守るためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げる。何度倒しても立ち上がってくるREV-9にダニーとグレースは追いつめられるが、そこへ、かつて人類を滅亡の未来から救ったサラ・コナーが現れる。
予告
映画データ
原題 | Terminator: Dark Fate |
監督 | ティム・ミラー |
製作 | ジェームズ・キャメロン デビッド・エリソン |
キャスト | リンダ・ハミルトン アーノルド・シュワルツェネッガー マッケンジー・デイビス ナタリア・レイエス ガブリエル・ルナ |
受賞歴 | - |
「ターミネーター ニュー・フェイト」感想レビュー
作品について
ジェームズ・キャメロンが生み出した、ターミネーターのシリーズ6作目となります。といっても、本作はあの名作『ターミネーター2』の正式な続編と言うことで、ジェームズ・キャメロンがプロデューサーとなり、『デッドプール』のティム・ミラー監督がメガホンを取ります。
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って、ん!?ターミネーター3~6を無かったことにしちゃいましたよ!
本作の時系列としては、『ターミネーター2』の続編として描かれていますが、変わったのが、未来の世界を支配AIがスカイネットではなくなってしまい他のAIであること、ゆえにスカイネットに対抗する人類抵抗軍の指揮官がサラ・コナーの息子のジョン・コナーではなくなたこということです!
これは完全に新章として始めるつもりなんだニャ!
と驚いてしまいます。ほんとパート3以降何だったんだと思わせるほどの、開き直りっぷりな続編でありましました。まぁ、ここまでくると逆に気持ちよささえ感じますけどね!
登場人物&キャストについて
サラ・コナー復活!!!
やっぱりターミネーターといったらサラ・コナーじゃないと!って改め今回思いました。ちなみに、パート3では白血病で亡くなっている設定になっていたんですよね。嬉しいことにサラ役には、リンダ・ハミルトンが復活しています。いや~歳をとりましたね。が、本作のために体をきっちり仕上げたらしく、見事なスタイル&強さでした。これでこそ、サラ・コナーです!
シリーズの顔であるT-800には、おなじみのアーノルド・シュワルツェネッガーです!ファンはたまりませんよ。本作では、T-800が人間らしさまで持ってしまっていて、サラ・コナーとの関係性が非常に魅力的な仕上がりになってましたね。
この二人(一人は機械だが)が並んで戦っているところを見るだけで幸せに感じました。
一方で、悪役側のマシーンは、REV-9という今までにはない製品でした。「ターミネーター2」の敵は、T-1000でしたのでT-800の進化版製品ってのが分かりましたが、サイバーネットではないので製品が変わったのでしょう。仕様はT-1000と似ており破壊しても液体っぽくなり集まって復活します。目新しい点は2つあり、2体に分かれるところとジョークを飛ばしたりするところですね。この2つの進化には正直驚きです。演じる、ガブリエル・ルナも非常に良かったと思います。(個人的には、T-1000を演じたロバート・パトリックの方が好きでしたが)
そして、2人の新ヒロインも登場しました!REV-9から命を狙われるダニー役のナタリア・レイエス、そしてダニーを守るために未来から来たグレース役のマッケンジー・デイビス。いや~二人ともとても良かったです!美しく強い存在で魅力たっぷりのキャラでした。
というように、本作は映画の役柄でも俳優陣も、新旧がうまく融合した作品で、これだけでも面白いよね!って感じてしまいますね。
感想
いや~懐かしい!28年ぶりですか!?
『ターミネーター2』は、今は亡き映画好きの親父に映画館に学生時代に連れていかれ(血を引き継いで映画好き)、余りの面白さと驚きにのめり込んで観た記憶が今でも鮮明に残っています。
とにかく、冒頭から最後までの大迫力のアクションシーンにのめり込みます。特に前半でダニーを救うための工場とハイウェイでのアクションは、いきなり心をわしづかみにされ、「あ、やっぱりターミネーター面白いや」って感じさせてくれました。
なによりも、リンダ・ハミルトンが演じる強いサラ・コナーが戻ってきてくれたことが嬉しいですね。歳を取っても強い、いやむしろパワーアップして危険な人物として再登場って素晴らしいです。そして、アーノルド・シュワルツェネッガーT-800もチョイ役ではなくしっかり最後まで大活躍してくれたことも、本当に嬉しく素晴らしかったです。ラストの感動シーンは前作と同じ展開ではありますがね。
総じて楽しく鑑賞させてもらいましたし、なんだか昔を思い出させてくれて懐かしい思い出をよみがえらせてくれましたので、大満足でありました。
ただ、ただですよ鑑賞後に冷静に考えてみたら、AIがスカイネットではなくなってしまい、ジョン・コナーも死んでしまったという展開は、本当に今までが何だったんだろうってやぱり思ってしまいますよね。なにも、そこまで変更しなくてもよかったと思うのですがね。長年のファンとしては少し寂しいものもあります。(エドワード・ファーロングが私生活がダメすぎて、ジョン・コナー役に使えなかったのが影響しているのか!?)
あと、これまた鑑賞後に冷静に考えてみると、物語は完全にループになってしまっているのも気になりました。未来を変えるというよりかは、今回の展開だと決まったループを繰り返すような話の作りになっている気がしますね。
ラストは、続編も作ることもできそうな終わり方でもあるのですが。個人的には、もうそろそろ終わってしまっていいんじゃない!?良き映画を、このままそっと終焉にしてほしいなって、思ってしまう次第です。