「スターシップ・トゥルーパーズ」映画情報
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あらすじ
未来の地球。民主主義崩壊後、人類は地球連邦政府の支配下に置かれ、兵役を経た者だけが市民権を得ることが出来た。ブエノスアイレスの高校を卒業した青年リコは、宇宙軍のパイロットを目指す恋人カルメンに影響されて軍に入隊する。最も過酷な機動歩兵部隊に配属された彼は、猛訓練の日々を経て分隊長に任命されるが、訓練中に仲間を死なせてしまい除隊を決意する。そんな矢先、昆虫型宇宙生物アラクニド=バグスの襲撃によって故郷が壊滅したことを知った彼は、仲間たちとともに壮絶な戦いに身を投じていく。
出典:映画.com
予告編
作品データ
原題 | Starship Troopers |
---|---|
製作年 | 1997年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 128分 |
監督 | ポール・バーホーベン |
製作 | ジョン・デイビソン アラン・マーシャル |
原作 | ジョン・デイビソン アラン・マーシャル |
メインキャスト | キャスパー・ヴァン・ディーン ディナ・メイヤー デニス・リチャーズ ジェイク・ビジー |
受賞歴 | ・ロンドン映画祭最優秀賞 |
「スターシップ・トゥルーパーズ」映画解説
人間と巨大昆虫の戦いを描いた傑作映画だニャ!
作品解説
ロバート・A・ハインラインの小説「宇宙の戦士」を『ロボコップ』『氷の微笑』のポール・ヴァーホーベン監督により映画化された作品ですが、1億ドル以上の巨額な製作費を投じて作られたが、興行的には失敗に終わってしまった作品です。
しかしながら、根強いファンがついている作品といっても過言ではなく、続編やアニメ化、CG化などなど数多くの関連作品が登場しているのも確かなのです。
その理由として何種類もの昆虫型宇宙生物アラクニド=バグスと呼ばれる巨大な集団と人間との闘いが圧巻であり、特徴的な姿のバグがたくさん登場することが魅力的な映画となっています。ただし、バグによる人体切断などの残虐シーンが多いことから、アメリカではR指定となってしまっています。
関連作品
【続編】
【アニメ版】
【CG版】
アラクニド=バグスの種類
ウォリアー・バグ
大量に登場する、働き蟻のような侵略行動を主任務とするバグで、腰椎に支えられた切断用の大顎状関節や第一歩脚の変化した鎌状の節足、鋭くとがった歩脚などで、人類側の兵士を圧倒する。
ホッパー・バグ
バッタのような姿で大きな羽を持っているが長く飛ぶことはできない。飛行エネルギーを鎌状の前脚脛節に乗せた体当たりで、歩兵を突き刺し切断する。
プラズマ・バグ
体色は暗い青で登場するバグの中で最も大型。腹部の砲口から放つプラズマによる超長距離対空射撃をおこない、宇宙船を撃墜したり小惑星にプラズマをぶつけることで軌道を変え、地球に直撃させた。
タンカー・バグ
2番目にに大型のバグでありウォリアー・バグの戦闘を補佐役。地中を進み、頭部からオレンジ色をした腐食性の有機酸を火炎放射器のように放出することができ、頭部のニッパーのような大顎で歩兵の身体を切断する。
ブレイン・バグ
他のバグズを統率する司令官的存在。ピンクがかかった体色、膨張したダニのような形状を持つ。頭部に折りたたんで収納されている鎌状の口吻は、人間の頭を突き刺すことで行動を支配したり、ストローのように脳を吸いとることができる。自力で動くことが出来ないため戦闘力は低い。
チャリオット・バグ
カメムシに似ており、体色は赤みがかかった茶色である。 自力移動できないブレイン・バグを運ぶのが役割で戦闘能力は無し。
「スターシップ・トゥルーパーズ」感想・レビュー
いや~、面白いですよ、この映画は。大好きで定期的に観たくなります。興行収入が振るわなかったみたいですが、根強いファンが居るのもわかるくらい傑作と思います。
簡単に言ってしまうと、人間VS巨大昆虫(アラクニド=バグス)の一言で表せれるのですが、笑いあり、涙あり、恋愛あり、友情あり、戦いあり、怖さあり、グロもあり、それでいて何かを訴える作品でもあり、観ていても全く飽きない映画でした。
時代は未来。物語のスタートは、学園もの?っと思わせられる展開です。高校を卒業後、バグから地球を守る軍隊に入るジョニーを中心に描いていますが、彼の入隊の動機は不純で、彼女が入隊するからだか。彼女は優秀であり宇宙船のパイロットに選ばれ、不純な動機のジョニーは番危険で死亡率が多い足軽隊に…。という、この地位の差が愛し合う二人の壁となることは間違いなく、恋愛物としてもしっかり描かれています。
二人の愛の関係だけではなく、数多くの人間ドラマも描かれているのです。戦争という立場に置かれた中での仲間との友情や絆、戦いを経験していくにつれお馬鹿学生卒だった若者がりりしい顔になり立派に成長していく姿等、単なるSF映画では終わらない、感動が数多くありました。
そして一番の見どころは、やはり大迫力な戦闘シーンです。うじゃうじゃと大群で襲ってくる気持ち悪いバグに対し、戦いを挑む人間達。奇妙なバグズばっかりで非常に強く、殺されていく人間が余りにも簡単にちょん切られグロく殺される様子は、戦いの壮絶さを物語っています。囲まれて絶体絶命シーンなんかは脱出は手に汗にぎりまくりでした。本当に勝てるのだろうかと思える程です。
バグズの司令塔のブレイン・バグを捕まえた時には、人間達の壮絶な苦労をみているので、思わず、やったよー!って一緒に喜びたくなりました。捕まえたのが元鬼教官ってところも非常にGoodな選択でした。だって彼は、バグを倒すため地位を捨ててまで戦ってきたんですもん!
でもって、ただただ気持ち悪い姿がとっても印象的な昆虫達なのでした…。
古い映画ですが未見の方はお勧めなんだニャー
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