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異様な世界観を描く伝説のカルト映画!「ウィッカーマン」のあらすじ・感想レビュー

「ウィッカーマン(1973)」の映画情報

ウィッカーマン上映日:1998年03月21日
製作国:イギリス
上映時間:88分
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STORY

行方不明の少女を探すためにスコットランド本土からサマーアイル島へやって来た警官ハウイー。だが人々は少女の存在を否定し、何かを隠しているような素振りを見せる。ハウイーはやがてこの島を支配している異様な古代宗教に行き当たるのだが…。

TRAILER

REVIEW

9月は狂った映画特集3作品!第二弾行ってみるニャ!
レビューがネタバレしているから気を付けてニャ!

ということで、今月は狂った映画特集をやっております。第一弾は『ファニーゲーム』第三弾は『ムカデ人間』を紹介していますので、是非そちらもご覧ください! 

今回は、70年代の伝説のカルト映画といわれている映画です!後の2006年にニコラス・ケイジ主演でリメイクされていますが、断然オリジナルの方が面白いです!

へ~ほ~♪

っと裸で歌い誘う美女、隣の部屋で欲に耐え続ける童貞のおじさん警官という前半からびっくりシーンが飛び出します。この映画の異様性が伺える1シーンです。この後もミュージカル映画!?と思ってしまう展開が続くのですが、歌はへんてこりんで意味不明と、まず映画の世界感に慣れる必要があります…。

テーマは宗教。宗教の自由、そして宗教の怖さを異様な雰囲気で表現した作品と言えましょう。2006年のリメイク版と異なるのが、この独特の雰囲気ですがオリジナルでしか味わえない空気感となっています。

閉鎖的な島全体の宗教観は、セックスに明け暮れ、男性性器を崇め、子供の頃から徹底した性教育と島民は欲望のまま生きています。そんな中、行方不明の少女を探すために島に訪れた、根っからのキリスト教徒の警官ハウイーには、絶対にありえない世界なのです。それもそのはず、結婚するまで童貞を守るという、ド真面目一直線な真っ直ぐな人間なんです!まさしく島の人たちと正反対の性格のハウイーという構図です。

捜索のため島には訪れたが、なぜか知らぬ存じぬの島民たち。挙句の果ては捜索を依頼した少女の母親までそんな娘は知らない!言われる始末で、普通の警官ならここでめげてしまいそうなんですが、真面目一直線のハウイーは、存在するかもわからないたった一人の少女のために、一生懸命も頑張り続けるのでした。

地獄へと突き落とされるとも知らずに・・・。

前半の異様な雰囲気そのままで、後半は一気に盛り上がっていきます。

島の豊作を願ういけにえの祭りは、奇怪そのものの祭り。ハウイーは少女がいけにえにされると読み一人奮闘しますが、なんとも健気な姿…。ここらで観ている人は彼の結末は分かってくると思います。そうなんです。いけにえされるのはもちろん・・・。

ウィッカーマンとは、古代ガリアで信仰されていたドルイド教における供犠・人身御供の一種で、巨大な人型の檻の中に犠牲に捧げる家畜や人間を閉じ込めたまま焼き殺す祭儀のことらしいです。「Wicker」は「編み細工」、「Man」は「人」という意味です。

ウィッカーマンの中に閉じ込められ、「おお神よ!」と最後の最後までキリストを信じ救いを求め続けるのはハウイーでした。それを横目に、喜び歓喜しアホダンスを踊り続ける島民たち。この光景は救いようも無く残酷極まりない光景です。

決して神は助けてくれず、キリスト教徒が異教徒に迫害される瞬間なのであります。いや違いますね、この島ではたった一人だけのキリスト教徒であるハウリーこそが異教徒なのでした。

INFORMATION

英題 The Wicker Man
製作年 1973
監督 ロビン・ハーディ
製作 ピーター・スネル
出演者 エドワード・ウッドワード
クリストファー・リー
ダイアン・シレント
ブリット・エクランド
イングリッド・ピット
リンゼイ・ケンプ
配給 ケイブルホーグ
受賞歴 -
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