「リング」映画情報
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あらすじ
テレビディレクターの浅川玲子は、「見ると一週間後に死ぬ」と巷で噂されるビデオテープの存在を知る。親戚の娘も犠牲になったことを知り調査を開始するが、玲子自身もそのビデオを見てしまう。玲子は元夫である大学講師・高山竜司に相談し、ビデオの映像を分析。三原山の噴火に関係があることを突き止めた彼らは、大島へ向かう。
出典:映画.com
予告編
作品データ
原題 | リング |
---|---|
製作年 | 1998年 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 95分 |
監督 | 中田秀夫 |
原作 | 鈴木光司 |
脚本 | 高橋洋 |
メインキャスト | 松嶋菜々子 真田広之 中谷美紀 竹内結子 |
受賞歴 | - |
「リング」映画解説
日本で最恐と呼ばれる映画なんだニャ!
作品解説
鈴木光司のベストセラー小説を、中田秀夫監督&高橋洋脚本で映画化し、配給収入10億円の大ヒットを記録したホラー映画です。その影響は、ハリウッドにまでも届き、ハリウッド版リメイクも上映され、中田秀夫監督はハリウッド映画の監督をするまでに押し上げた作品です。
第22回 日本アカデミー賞(1999年)に、主演女優賞(松嶋菜々子)、話題賞とノミネートされたのですが、惜しくも受賞にはいたらかったのですが、後のホラー業界に与えた影響は計り知れないです。
映画のキャッチコピーは、「ビデオに殺されるなんて。」今ではビデオテープと言う存在自体無くなてしまいましたが、当時ビデオテープはまだまだ主流で、何が録画されているんだろう?っと思ってしまうビデオテープはよくありました。うまくその状況を取り入れた作品であります。
そして、本作で登場する、山村 貞子は「貞子」の相性で映画以上に人気が出てしまったキャラクターで、「貞子」をテーマにした映画もできるほどでした。
関連作品
※タイトル後に外部リンクアイコンがあるものはAmazonに飛びます。
【続編】
【リメイク】
【関連映画】
小説と映画の違い
鈴木光司の小説と映画版には違いがかなりありますがその違いを紹介。
①原作小説は、謎解きを重視したミステリ色強いが、映画は完全にホラー!
②原作小説は、山村貞子をしっかり描いて呪いのビデオが作られるまでが分かるが、映画は山村貞子の背景はだいぶカットされている。
③原作小説は、主人公が男性だが映画は女性。小説で主人公であった、高山は元夫婦という設定になっている。
④高山が呪いのビデオの謎を解く手段が、原作小説では現実的な手法で呪いのビデオの解析を進めるが、映画では超能力を駆使してビデオの内容を明らかにしていく。
⑤呪いのビデオを見た者を写真に撮ると、顔が不気味に歪んで写るのは映画版のみ。
⑥貞子の容姿や動き、井戸やテレビからはい出すは映画版のみ。
以上、大きな違い部分の紹介ですが、細かくは他にもあります。ただ、これだけ変化をつけても映画も抜群に面白い(抜群に怖い!?)のは、やはり素晴らしいとしか言いようがありません。
「リング」感想・レビュー
日本のホラーを世界に知らしめた、代表作的作品ですね。そして、最恐と呼ばれるにふさわしい映画だと思います。当時、映画館で観た時は正直、恐怖で死ぬかと思いました。ホラー耐性はそれなりにある方ですが、これほどまで映画館から出たいと思った映画は、これまでもこれからもないと思える程怖かったです。
しかも、映画を見る前に原作小説を読んでいました。TVドラマも見ていました。で、でも予習なんか関係なく、ほっっんと怖かったです。しばらく、夜一人で消したTVを見ると、ゾゾッとしました。
ジャパニーズホラーって、恐怖が独特なんですよね。湿っぽく暗い雰囲気に不気味な幽霊の存在…。外国のホラーと怖さの質が違います。外国ホラーは、ガツンと映像や音声で驚かせグロいシーン満載です。それに対して日本ホラーは、ジワジワ精神をつついてきます。ゾンビで育んだ歴史と四谷怪談で育んだ歴史の違いでしょうか???
当時、「ビデオテープ」というどこの家庭でもある物から恐怖が始まりますから、親近感がありすぎて、それがまた怖いのです。呪いのビデオの意味不明で不気味な映像、こんな映像見てしまったら、どんな人でも気持ち悪く不安になるでしょう。
Golden Scene / Photofest / ゲッティ イメージズ
ビデオを見ると1週間後に死ぬっていう展開も凄い発想です。嫌がおうにも、死にたくなければ謎(呪い)を解くしかないんです。必死で、呪いを解くために主人公達が駆けずり回るんですが、だんだん謎が解けていくにつれ、さらに恐怖も同時に増していきます。もう怖いから観たくないって思っても、ついつい先が知りたくなるそんな映画でした。
松嶋奈々子演ずる役は、原作では男性なので少し違和感がありましたが、子供を必死で守ろうとする姿が現れており、映画としては正解だったと思います。子供に勝るものがない(怖さなんか子供のためなら)という親心が痛いほど感じられ適役だったと思います。しかし、お美しいこと!
「リング」「らせん」製作委員会
そして、ラストシーン・・・。
言いたいことが分かりますよね・・・。
(||゚Д゚)ヒィィィ!(゚Д゚||)
日本ホラーの歴史に残る名シーンでしょう。日本国民、いや世界の人々にぬぐいきれない恐怖を与えたシーンです。もうこのシーンは絶対見たくない!
ラストシーンの動画がありました。勇気ある方だけご覧ください…。
最近は冴えないジャパニーズホラー多いニャんだが、この時代のような最恐のジャパニーズホラーの復活を祈るばかりだニャ!
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