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映画「ラストナイト・イン・ソーホー」感想・レビュー:60年代のロンドンへようこそ!

 

ラストナイト・イン・ソーホー

ラストナイト・イン・ソーホー

「ラストナイト・イン・ソーホー」映画情報

オンライン鑑賞

Prime Video Rakuten TV

※時期により鑑賞できない場合あり。

あらすじ

ファッションデザイナーを夢見て、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学したエロイーズは、寮生活になじめずアパートで一人暮らしを始める。ある時、夢の中できらびやかな1960年代のソーホーで歌手を目指す美しい女性サンディに出会い、その姿に魅了されたエロイーズは、夜ごと夢の中でサンディを追いかけるようになる。次第に身体も感覚もサンディとシンクロし、夢の中での体験が現実世界にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズ。夢の中で何度も60年代ソーホーに繰り出すようになった彼女だったが、ある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。さらに現実では謎の亡霊が出現し、エロイーズは徐々に精神をむしばまれていく。

出典:映画.com

予告編

作品データ

原題 Last Night in Soho
製作年 2021年
製作国 イギリス
上映時間 115分
監督 エドガー・ライト
製作 ティム・ビーバン
ナイラ・パーク
脚本 エドガー・ライト
クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
メインキャスト トーマシン・マッケンジー
アニヤ・テイラー=ジョイ
マット・スミス
受賞歴 -


 

「ラストナイト・イン・ソーホー」映画解説

だいふく

人類の起源の謎を追ったSF映画だニャ!

作品解説

「ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライト監督によるタイムリープ・ホラー。ライトの原案からライトとクリスティ・ウィルソン=ケアンズが脚本を務め、2021年9月4日に開催された第78回ヴェネツィア国際映画祭でワールド・プレミア上映された作品です。

 

Wヒロインの映画でもあり、エロイーズ役を「ジョジョ・ラビット」「オールド」のトーマシン・マッケンジー、サンディ役をNetflixの大ヒットシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」や M・ナイト・シャマラン監督の「スプリット」「ミスター・ガラス」のヒロイン役だったアニヤ・テイラー=ジョイがそれぞれ演じています。

ソーホー(Soho)とは

ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターにある一地区のことです。

 

ソーホーは、20世紀には性風俗店や映画産業施設が並ぶ歓楽街として栄えた長い歴史をもっている。20世紀初頭のパブでは毎晩、酔っ払いの作家や詩人、芸術家であふれており、決して出世できるほどまでに節制していることはなく、パブの主人らが彼らを定着させたのもちょうどこの頃だとの伝承があります。

 

1980年代初頭以降は、高級レストランやメディア関連企業が立ち並ぶファッション街へと大きく変貌し、性産業の店舗はそのほとんどがソーホーから姿を消しています。

「ラストナイト・イン・ソーホー」感想・レビュー

この映画、ホラーのジャンルと言うことですが、ホラー色はないですね。ダークファンタジーもしくは壮絶な人間ドラマに近いです。まぁ、確かに霊感的な要素があるのでホラーといえばホラーですが、ゴリゴリの恐怖と言う感じは全くありません。

 

むしろ、1960年代の時代ソーホーの華やかさを、視覚と年代の音楽で飾ったスタイリッシュな映画ともいえましょう。が、しかしそこには、夢を見る若い女性、それを利用する男性という、華やかな世界にある、悲しく重苦しい世界が描かれます。

 

デザイナーと言う夢を目指し現代を生きるエロイーズ、1960年代のソーホーで歌手を目指す美しい女性サンディとシンクロしてからが、一気に映画が加速し面白くなってきます。現代でうまくいかないエロイーズと風俗店や映画産業施設が並ぶ歓楽街の闇に堕ちてしまったサンディが、交互に容姿を変えて物語が進む作りはとても新鮮で面白く感じました。

 

Wヒロインを演じるは、どちらも今を代表する若手女優の美しい二人です。特に、ホラーの新ヒロインと言われる、アニヤ・テイラー=ジョイの美しさと色気が飛びぬけて素晴らしいですが、それゆえに闇に陥れられていく姿が、悲しく残酷にも思うのです。

ラストナイト・イン・ソーホー

出典:(C)2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED

 

映画自体の面白みはどうかって言いますと、割とレビューを見ると賛否両論ですが絶賛する声の方が多そうですね。個人的には、やはりストーリー性としては奇抜な感じでしたが、納得性には欠けるしWヒロインのシンクロが何でするのかが分からずでした。

ただ、この映画の魅力って、もしかしたらホラーでスタイリッシュで音楽を楽しむ映画とも思える次第。イギリスソーホーの文化と歴史を楽しむ映画なのかなっても思った次第です。

 

ま、あとはヒロインと音楽ですかね。何気にアニヤ・テイラー=ジョイって歌もうまいのねって思った次第でした。(しかも曲のアレンジが物語にとても合っている)

だいふく

若い女性の夢、利用する男たち。悲しいニャ…

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