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映画「ローズマリーの赤ちゃん」のあらすじ・感想レビュー:カルトホラーの先駆者的作品!

「ローズマリーの赤ちゃん」の映画情報

マッドマックス 怒りのデス・ロード上映日:2013年06月01日
製作国:アメリカ
上映時間:136分
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STORY

マンハッタンの古いアパートに引っ越して来た俳優のガイとその妻ローズマリー。親切ではあれ、どこか不気味な隣人たちに囲まれながら、やがてローズマリーは妊娠。しかし、そのころから彼女は悪夢を見るようになっていく…。

TRAILER

古い作品のため予告は見つかりませんでした。

REVIEW

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のレビューを先日記事にしましたが、関連映画としてロマン・ポランスキー監督が当時作った作品を紹介してみましょう。

もぅかれこれ、40年以上の作品になるのですね。カルトホラーの先駆的作品といわれる本品は、全く怖い映像は出てこないのですが心理的な恐怖があります。

悪魔に犯された夢を見た日に妊娠したローズマリー。幸せのはずの妊娠、周りは祝ってくれるはずなのに信じることが出来ない。妊娠中の情緒不安定とされ続け、疑っては誤解していたの繰り返しです。どんどん追い詰められていく様子は、観ている者も彼女の妄想なのかそれとも陰謀なのかが分からず最後まで不安にさせられます。

そして隣人の老夫婦の親切がとても嫌みなのが鼻につく。最初からローズマリーは怪しんでいたんだよね。なのに、バカちんの旦那が・・・。カルト集団による様々な陰謀は、現実の詐欺的な宗教勧誘の手口にも思えるのが怖い。ばあさん役のルース・ゴードンは本作でアカデミー助演女優賞をとるほどの演技ですので、リアルに思えたのは当たり前だったかもしれません。

産まれた我が子が悪魔だった瞬間、母親はどう感じたのだろう…。

苦しみ耐えた数ヶ月という妊娠期間、出会ったのは悪魔の子であったローズマリーの心の痛みは計り知れないものです。しかし、母親強は強かった!悪魔である我が子を受け入れる決心をしたのだと私は理解しました。

映画では、悪魔の子を見せてくれないもどかしさがあります。ただ観客の想像に任せたところは作品としては正解でしょう。悪魔悪魔した子供を映像で見せられても、現実味を感じられないため感情は入りませんからね。

怖いのは作品だけでは有りません。撮影中、妊娠していたロマン・ポランスキー監督の妻であるシャロン・テートがチャールズ・マンソン率いるカルト教団に惨殺されるという事件がおきています。妊娠、カルト教団というキーワードが作品と因縁があるのが驚きです。

さらに監督は、子役モデルに性的行為をした罪として懲役50年以上という判決が出ているが逃亡したあげく、逃亡中に多くの名作を生み出しアカデミー賞まで受賞しているという、とっても波乱万丈な監督なのでした。

そして、ローズマリー演ずる当時のミア・ファローの可愛さ&ファッションにも注目な映画でもあります。今観てもあせない彼女の魅力には驚かされます。

INFORMATION

英題 Rosemary's Baby
製作年 1968
監督 ロマン・ポランスキー
原作 アイラ・レビン
出演者 ミア・ファロー
ジョン・カサベテス
ジョン・カサベテス
シドニー・ブラックマー
モーリス・エバンス
ラルフ・ベラミー
配給 マーメイドフィルム
受賞歴 アカデミー賞助演女優賞
ゴールデングローブ賞最優秀助演女優賞
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