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映画「シャイニング」のあらすじ・感想レビュー:ホラー映画史に残る狂気!

「シャイニング」映画情報

シャイニング 製作年:1980年
 製作国:アメリカ
 上映時間:119分
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あらすじ

冬の間は豪雪で閉鎖されるホテルの管理人職を得た小説家志望のジャック・トランスは、妻のウェンディーと心霊能力のある息子ダニーとともにホテルへやってくる。そのホテルでは、かつて精神に異常をきたした管理人が家族を惨殺するという事件が起きており、当初は何も気にしていなかったジャックも、次第に邪悪な意思に飲みこまれていく。

予告

映画データ
原題 The Shining
監督 スタンリー・キューブリック
製作 スタンリー・キューブリック
キャスト ジャック・ニコルソン
シェリー・デュバル
ダニー・ロイド
受賞歴 サターン助演男優賞

「シャイニング」感想レビュー

作品について

原作の著者はスティーブン・キングですが、映画は、スタンリー・キューブリック監督がオリジナルと変えて仕上げたため、スティーブン・キングがキューブリックへの批判を繰り返し、最終的にはキング自身がドラマ化したという経緯があります。しかしながら、世間の評判は、キューブリック版を、最怖という名誉を与えてます。私自身、この作品を見た時は余りの狂気に驚きとトラウマを感じたものでした。

そして『シャインニング』から40年後を描いた続編がいよいよ公開しますので、楽しみでしょうがないです。

狂気の演技力

なんといっても注目は、ジャック・トランスを演じるジャック・ニコルソンの狂気の沙汰でしょう。適役としか言い表せないくらいで、徐々に狂っていく様子は、恐怖でしかありません。っというか、映画の冒頭からなんだかおかしい感覚を受けるんですよね。といいますか、若かりしジャック・ニコルソンは、デフォルトからヤバそうな雰囲気がひしひしと伝わってくるのです。

その狂気の演技力は、なぜ何も映画賞を取っていないんだろうと不思議なくらいであり、1980年の映画ですが、今観ても全く色あせない恐怖です。有名なドアを斧で怖し隙間からジャック・ニコルソンが鬼の形相で顔をのぞかせるインパクト抜群なシーンは、映画史にも残る伝説的なシーンに間違いありません。

それとジャックだけではなく、奥さんもなんだかちょっと変わっているんですよね。もちろん役柄的には、ジャックの狂気から逃げる役なのですが、奥さんもなんだか奇妙なのです。

完全に俳優さんたちが演じる"おかしさ"が、この映画を最恐と呼ばせた所以なのかもしれません。

だいふく

狂気の沙汰が半端ないんだニャ!

感想

身近な人がどんどん狂っていくのは非常に辛いことですね。しかもそれが広いホテルで外界から隔離された場所ときています。その狂気っぷりに家族が恐れおののく姿が、見どころの映画ですが、あまりの異常さに唖然となりました。現実シーンなのか、妄想シーンなのかも区別がつかず恐怖はただただ増していきます。

人間の恐怖だけでなく、映像も素晴らしく不気味なシーンも沢山あり、有名なシーンとしてはエレベーターから大量の血の海が画面いっぱいに襲ってくるシーンや双子の女の子がホテルの廊下にたたずんでいるシーンでしょう。後世に残るほど印象的で圧倒的でありました。

物語の設定自体も秀逸なんですよね。雪山に閉ざされ隔離された巨大なホテルに家族3人だけというシチュエーションです。この設定だけでも、誰でもおかしくなりそうです。庭には、映画の中でも重要な場所となる巨大迷路も遭難してしまうのではと思うくらい複雑で、存在感がある場所でした。

恐怖ばかりの中で、唯一の救いはダニー・ロイド演じる息子のダニーが健気で可愛らしさです。ホテルで三輪車をコキコキ漕ぐシーンは、非常に微笑ましく見えます。狂気の中で癒しの存在でしたね。

グロい映像ばかりの視覚的に怖がらせるようなホラーや、突然の大音量で聴覚的に怖がらせるでホラーとは全く異質の作品で、精神的に病みそうな心理的恐怖を味わえる映画で個人的には大好きなホラー映画の一つです。

だいふく

80年代の名作ホラーの代表的作品だニャ。

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