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映画「悪魔の赤ちゃん」あらすじ・感想レビュー:ホラーだけでは語れない悲しき物語!

「悪魔の赤ちゃん」映画情報

悪魔の赤ちゃん 製作年:1974年
 製作国:アメリカ
 上映時間:91分
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あらすじ

フランクとルノールの間に待望の2人目の子供が産まれた。しかしその赤ちゃんは、悪魔のような姿と驚異的な生命力を持った異様な生物だった。赤ちゃんはお産に立ち合った医師、インターン、看護婦らを全て惨殺し、分娩室から姿を消す。警察は当初新生児がこの事件起こしたとは思わなかったが、その日から獣のような牙と爪による惨殺事件が次々と起こり、ついに警察は赤ちゃんを包囲網にかける事を試みるが…。

予告
映画データ
原題 It's Alive
監督 ラリー・コーエン
製作 ピーター・サビストン
主なキャスト ジョン・ライアン
シャロン・ファレル
受賞歴 -


 

「悪魔の赤ちゃん」感想レビュー

管理人

今回は、突然変異の子供を産んでしまった夫婦の苦悩を描いた、単純にホラー映画だけでは語れない、悲しき名作の物語を紹介します。

だいふく

この映画はメッセージ性もありそうだニャ!

作品について

突然変異の子供を産んでしまった夫婦の苦悩を描く、ホラーだけでは語れない悲しき物語となりますが、突然変異の原因は新開発のピルを続けて飲んでいたためであり人災となります。しかし、薬の研究者たちは発覚を恐れ、密かに赤ん坊を殺そうと企むといった組織ぐるみでの悪を描いてもいます。

監督は、低予算ホラーの巨匠ラリー・コーエンで本作は映画監督としての活動に力を入れ始めた初期の作品となり、監督以外にも脚本、プロデュースを手掛けた。低予算にもかかわらず700万ドルのヒットとなりました。しかしながら続編は、2作作られたが、本作を超えることはありませんでした。2008年にはリメイクもされていますが、残念ながらこちらもイマイチな仕上がりとなりました。

原題の『It's Alive』は、映画『フランケンシュタイン』の中の有名なセリフから持ってきたものということは有名であり、劇中でもフランケンシュタイン博士にたとえるシーンもあります。

感想

タイトルからすると、どれほど怖いホラーなのかと感じられますが、全く怖さはありません。恐怖を望んでみるとがっかりする結果になりますが、化け物のような姿で人々を惨殺していく我が子への悲しき親の苦悩を描いた人間心理ドラマのようでした

そうなんです、赤ちゃんは悪気があって産まれた訳でも殺人をしている訳がないんです。無邪気に生きようとする、生命がそうさせているだけ…。

両親は、我が子への愛情と、無差別に人を殺してしまう悪魔のような赤ちゃんに板挟みになり悩み葛藤をします。我が子を殺すべきなのか?いや、殺すしか他に手はないのか?という究極とも思える残酷な状況です。

母親は、もちろんどんな子があろうともお腹を痛めて産んだ子供ですから、必死で殺すことを止めますよね。でも、父親は、世間に迷惑をかける訳にはいかないと、悲しみつつも殺す判断をしてしまいます。自らの手で殺すという決断を…。お子さんを持つ方であれば、両親の苦悩は痛いほどわかるのではないでしょうか?何と悲しき運命なんでしょう。

でもやっぱり我が愛する子です。殺すことなんて出来なかったのです。どんなに醜い姿でも人様に迷惑かかっても、赤ちゃんの親なんですから。父親は泣きながら傷ついた赤ちゃんを抱きかかえて、殺そうとする人々から逃げるシーンは、観ていていたたまれなく心が苦しくなる場面でした。

こういうとき世間はとても冷たいものです。ラジオは実名を公表、父親はあっさりと会社を首になり、研究所では赤ちゃんの研究をしたいからと親権を放棄しろと持ちかけ、徐々に世間から冷たい目で追い詰められていく…。1970年代の作品ですが、こういった弱きものを集団で痛めつけるということは、今もなお起こっている事実で変わらないんだなと思う次第です。なんだか、映画を観ていて悲しくなってきました。

確かに殺人をしてしまうことは、世間から責められることはしょうがないですが、あまりにも当事者の身にならない無責任さは腹が立ちます。しかも悪魔のような赤ちゃんが産まれた原因は、薬害ということが分かり、薬を作った関係者は証拠隠滅として、赤ちゃんの存在を完全に消そうとする始末です。これはひどすぎますよね。

この映画には愛がありました。

どんな子で生まれようとも愛する我が子を守りぬこうとする親の愛です。今の時代は子供を虐待のニュースが絶えません。そういった無責任な方には、是非この映画を観てほしいと思う映画でありました。

だいふく

お子さんを持つ方は、是非観てもらいたい映画だニャ!隠れた名作ニャ!

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