ホラー映画歴史シリーズ第二回目の紹介をしたいと思います。今回はアメリカンホラー映画史1960年代にクローズアップ!
ヒッチコックとゾンビが誕生した時代だニャ!!
ホラー映画が大好物な管理人&だいふくが紹介するホラー映画史シリーズ第2回目は1960年代を紹介します。前回第1回目として、アメリカの映画史1950年代以前を紹介しましたが、第2回目の今回は、サスペンスの神様&ゾンビの誕生と言われた、1960年代を紹介したいと思います。
第1回目の1950年代映画史の紹介も参考にしてみてください!
アメリカンホラー映画史:1960年代
サスペンスの神様
1960年代はなんといっても、アルフレッド・ヒッチコックの『サイコ』が印象的でしょう。ヒッチコックは、もともとイギリスで監督として活躍していたのですが、1940年に『レベッカ』でハリウッド監督デビューを果たしアカデミー作品賞を受賞し、ハリウッド監督として黄金時代を築き、そしてかの有名な1960年に『サイコ』、1963年に『鳥』にて恐怖の作品を生み出しました。
『サイコ』と言えば、あのシャワーシーンはあまりにも有名ですね。直接的に刺される映像は無いにもかかわらず、恐怖の効果音と相まって、見事な恐怖を感じさせました!そのシーン、ちょっと見てみましょう!
『鳥』に関しては、ある日何の理由もなしに人間たちを攻撃してきたのは、鳥の大群だったという衝撃のシチュエーション・スリラーになります。パニック映画の金字塔ともいわれた作品となりました。ヒッチコック自身が説明している予告を是非確認してみてください。
この2作を代表されるように、サスペンスの神様と言われたヒッチコックの後世に残る作品が登場したのでした。
ゾンビの誕生
1960年代といったら忘れてはならないのが、ついにゾンビがメジャーになった年代でもあります。ジョージ・A・ロメロ監督による『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』にて、生きた人間を襲い内臓をくらう感染的なゾンビが誕生しました。
ロメロが生み出したゾンビは、後の映画に絶大な影響を与えた歴史的作品であることは言うまでもなく、マスターフィルムはニューヨーク近代美術館に永久保存されているほどです。タイトルの、オブ・ザ・デッドのフレーズも後のゾンビ映画で大量に使われたタイトルであることも間違いありません。
1960年代は偉大な監督による名作が誕生した年でもありましたが、この時代は、なんといってもCGなどもない時代に、特殊メイクや小道具、そしてカメラワークなどで恐怖を演出した映画が多く登場したのでした。
活躍した主なホラー映画監督
1960年以前に活躍した主なホラー映画の監督を紹介します!後のホラー映画界に影響を残した監督ともいえるでしょう!
アルフレッド・ヒッチコック
誕生:1899年8月13日
死亡:1980年4月29日
【代表作】
1960年『サイコ』
1963年『鳥』
ロバート・ワイズ
誕生:1914年9月10日
死亡:2005年9月14日
【代表作】
1961年『ウエスト・サイド物語』
1963年『たたり』
ロジャー・コーマン
誕生:1926年4月5日
死亡:2005年9月14日
【代表作】
1960年『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ 』
1960年『アッシャー家の惨劇』
ロマン・ポランスキー
誕生:1933年8月18日
【代表作】
1965年『反撥』
1968年『ローズマリーの赤ちゃん』
ジョージ・A・ロメロ
誕生:1940年2月4日
死亡:2017年7月16日
【代表作】
1968年『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 』
代表的なホラー映画作品
ここからは当時に上映されたホラー映画の中で、特にお勧めと思える、代表作品を紹介したいと思います!
※年代が古い順に掲載しています。
サイコ
リトル・ショップ・オブ・ホラーズ
アッシャー家の惨劇
恐怖の足跡
鳥
血の祝祭日
たたり
地球最後の男
ローズマリーの赤ちゃん
<当ブログのレビュー記事>
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド
<当ブログのレビュー記事>
以上、1960年代の紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?この時代、サスペンスやカルト的な心理的ホラー映画がまだまだ中心ですが、ゾンビの誕生でホラー映画界で一気にグロい映像という領域が芽生えてきた瞬間でした。紹介した映画は、ほとんどがリメイクもされています。
ホラー映画というジャンルを確立した時代だったニャ!
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