こわいものみたさ

映画や旅行、グルメにマニアックな記事等「こわいものみたさ」で経験した事を、ブログに綴っています。

MENU
おすすめ記事(週次更新)

POVの原点にして、完璧なフェイク映画!映画「食人族」のあらすじ・感想レビュー

「食人族」の映画情報

食人族上映日:1983年01月15日
製作国:イタリア
上映時間:95分
[Amazonで見る]
[楽天で見る]


 

STORY

人肉を食べる〈食人族〉が生棲するという南米ブラジルとペルーの国境、アマゾンの上流の未開発地に探険に赴いたアメリカ人四人グループが残したショッキングなフィルムと、新たに撮影された原地人の非文明的な行動を構成したドキュメンタリー。

TRAILER

※かなり衝撃的な予告ですので、閲覧注意です。

REVIEW

夏だ!ホラーだ!グロ映画だ!お盆休み企画こわいものみたさ映画特集だにゃ!

ということで、お盆休み入りましたので夏の暑さを吹っ飛ばすために、お盆休み中に3つのこわ~い(ぐろ~い)映画のレビュー記事をUPしたいと思います。まずは第一弾です!!!

【追記】第二弾『悪魔のいけにえ』第三弾『冷たい熱帯魚』

はい、いきなりこの映画を選んでしまいすみません・・・。
でもこれ、すごい映画なんですよ!

ホラーやグロい映画は、これまでにどれだけ観てきたか分からないのですが、本作を観たときは正直度肝を抜かれました。見終わった後の、気分の悪さは相当凄かったです。1983年製作でCG技術も無いこの時代の作品なのに、非常にリアルなのです・・・。

それもそのはず、『REC』『クローバーフィールド』『パラノーマル・アクティビティ』などに代表される、“POV(Point of View Shot)”という、いわゆるカメラの視線と登場人物の視線を一致させるようなカメラワークの手法がありますが、POVの最初は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と思っていませんでした???実は、POVの原点は『食人族』なのでした!

この時代の人々にとって、POVなんて技術知る由もない。16ミリカメラで撮影されている上、完全にドキュメンタリー映画として宣伝されていたので、当時の人々は真実の映像としてとらえてしまったのです。もちろんフィクションでありフェイク映画ですが、インターネットなども普及仕切っていない時代に、残酷映像なんてものに耐性がない人々が映画館で観たと思うだけで…。

もちろん今観ても非常にリアルなのですが、特に一番気分を害したところは、亀の解剖です。なんでも本物を使用しているらしく、亀の内臓を生で役者が食べるシーンあります。本国イタリアでは、動物愛護団体からのクレームにより上映禁止まで食らっているのです。ちなみに監督談ですと解剖した亀は、おいしくいただいたとのこと…(いやいや、そこじゃないでしょ!!!)

ジャケット写真にも出てくる、超有名シーンの女性が串刺しにされている場面があります。あまりのリアルさに当時は本物と信じて疑わない人が多発したとのこと。しかし現実は自転車のサドルに腰かけた女性に発砲スチロールの木をくわえさせただけらしいです。ネタをばらせばなんでもないんですが、信じる人が出るほどの素晴らしい技術なんですよね!

この映画のイカレっぷりは、単にリアルなグロ映像だけでないんです、一番の気分を害した理由は撮影しているレポーター達の残虐さです。撮影にリアリティーを出すため嘘の演出を入れるのです。民族同士の戦いと見せかけ民族が居る家を焼き払い嘘の戦いを作る、妊娠中の女性の子宮を切り取ることを強制的に実行させる、老婆をワニの餌にする、しまいには民族の女性を強姦し木で串刺しにしてしまうのである。これには、気分を害さずには居られないです。挙句の果てには、仲間が食人族に捕らわれ、喰われる様子もしっかりちゃっかり撮影・・・。

そしてこの暴挙の途中にかかる音楽が心にしみわたる優しい名曲 !

ん、ん、ん???優しい名曲???

待って待って!このシーンでなぜほっこり曲!?

これには監督の悪意が感じます。YouTubeに曲がありましたが、聴いてみてください!めちゃくちゃ良い曲なのですが、曲の使いどころ間違っている。。。

さて、ここまで色々書いてきましたが、どうしょう?読んだだけでも気分悪くなりません?これをリアルな映像で流し続けるのでたまったもんじゃなありません。ジャングルに住んでいる民族と現代人のどっちが野蛮かはっきりしますね。

ちなみに銃殺刑のフィルムが上映されるのですが、映画の中ではニセモノ映像として説明されてます。が、この映像は実は本物の映像とのことです。、ニセモノ映画自体を本物ドキュメンタリーとし本物の処刑シーンをニセモノ映像として紹介するあたりが、この監督の奇才さ(裏を返せば悪趣味さ)が伺えます。

冒頭にも言いましたが、とにかく凄い映画です。80年代の技術で観た人を本物と信じ込ませた、ある意味 ルッジェロ・デオダートー監督は天才じゃないかと思えます。悲しいかなその才能は、ジャンルがジャンルだけに当時は全く認められていなかったのは事実。ただ、今ではマニアファンが多く上映イベントが開催されることもあり、イベント時は人気で入りきれない現象まで起きるほどです。

ただし、ホラーやグロや残虐映像に耐性がかなりある人以外は、確実に手を出してはいけない映画です。現代のグロ映画が大丈夫な人でもレベルが違いますから、手を出す方は気を付けてください!!!自己責任で(笑)

INFORMATION

英題 Cannibal Holocaust
製作年 1980
監督 ルッジェロ・デオダートー
製作 ジョヴァンニ・マッシーニ
出演者 ロバート・カーマン
フランチェスカ・チアルディ
ガブリエル・ヨーク
ペリー・ピルカネン
ルカ・バルバレスキー
エリカルド・フュエンテス
配給 20世紀フォックス
受賞歴 -
リンク -

映画タイトル検索

映画タイトル検索その他の映画探したい場合は、タイトル検索でお探しください!