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映画「悪魔のいけにえ」のあらすじ・感想レビュー:不快ホラーの原点にして、芸術的作品!

「悪魔のいけにえ」の映画情報

悪魔のいけにえ上映日:1975年02月01日
製作国:アメリカ
上映時間:83分
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あらすじ

サリー、ジュリー、フランクリン、カーク、パムの5人組は、夏休みを利用してドライブ旅行に出かけ、その途中でヒッチハイクをしていた男を車に乗せる。しかし、男はナイフで自らを傷つけるといった行動を繰り返し、異常を感じた5人は男を車から追い出す。やがて一軒の洋館を見つけた5人は、その家に立ち寄るが……。

予告編
作品データ
原題 The Texas Chain Saw Massacre
製作年 1974年
製作国 アメリカ
上映時間 83分
監督 トビー・フーパー
脚本 キム・ヘンケル
トビー・フーパー
メインキャスト マリリン・バーンズ
ガンナー・ハンセン
アレン・ダンジガー
ポール・A・パーテイン
ウイリアム・べイル
受賞歴 ・ロンドン映画祭最優秀賞


 

「悪魔のいけにえ」映画解説

作品解説

監督・脚本・製作は、ホラー映画の巨匠トビー・フーパーです。監督自身、本作が商業映画初作品となり、全米及び英国への進出を果たしています。

マスターフィルムは描写方法の芸術性ゆえにニューヨーク近代美術館にに永久保存されており、以降のホラー映画に多大な影響を与えた作品という歴史的なホラー映画となりました。まさにホラー映画の金字塔といえましょう。

作風は”不快ホラーの原点”と言っても過言ではなく、人間の顔の皮のマスクをかぶりチェーンソウで襲ってくる殺人鬼レザーフェイスのみならず、一家全員が狂っているという設定です。その一家の晩餐シーンは後の映画にも影響を与えた名シーンともいえましょう。

日本では1975年に初公開され、2015年には日本公開から40年を記念した「40周年記念版」が劇場公開。同バージョンは4Kスキャニングによる最新マスターを使用し、字幕や吹き替えも新規収録されました。

エド・ゲイン事件との共通性

本作は、20世紀を代表するアメリカの殺人鬼エド・ゲインによる猟奇殺人事件をモデルにしたという説が流れています。監督自体は認めてはいないが、エド・ゲインの犯行の手口と本作が非常に似ていたため、通説が定着しました。

エド・ゲインの犯行の手口としては、地元の墓場から女性の死体を掘り返し、「戦利品」や「記念品」を作り出すというものですが、連続殺人者と呼ばれている割には殺害は2人でした。しかしながら死体は、首が切断され、手首はロープに足関節はかんぬきに吊るされた首なし死体となり、さらに胴体は、胸部が引き裂かれて空っぽの状態であったと言われています。

まさしく、本作の殺人鬼であるレザー・フェイスが行った犯行の手口とエド・ゲインの犯行の手口は恐ろしいまでに残虐で類似している結果となりました。

「悪魔のいけにえ」感想・レビュー

映画の一番の主役は、なんといってもチェーンソウを振り回す殺人鬼"レザーフェーイス"です。そもそもチェーンソウって最恐の殺人武器じゃないでしょうか⁉歯が激しく回る嫌な機械音だけでもゾッとしますが、さらに大男が軽々と振り回して襲ってくるんです。そして殺人鬼の顔は殺した人間の顔の皮を被っているという…。

 

知能が低く少し間抜けキャラではありますが、その分チェーンソウ持ってどこまでもどこまでも、これでもかと言うくらいしつこく追いかけてくる怪物です。トラウマ必死の伝説的なホラーのキャラが誕生した瞬間でしょう。のちに、ジェーソンやブギーマンといった様々な有名な殺人鬼が映画で誕生していますが、本作のレザーフェイスがダントツで狂っていて怖いです。

そして狂っているのがレザーフェイスだけでなく、一家全員が狂っているのだからたちが悪いです。まさに映画の見所の一つでもある、一家の"人肉晩餐シーン"の狂いようは衝撃としか言いようがないくらい異様な光景が繰り広げられます。後に多くの映画に多大に影響を与えた問題シーンですが、まさに圧倒的な不快なシーンでした。

 

ただし本作は単なる不快なホラー映画ではないところが見どころでした。人間や動物の骨が散乱する異様な家の雰囲気、機械的で耳障りな音楽、そして恐怖を倍にするような見事なカメラワークは非常に見事でした。実はこの映画、直接的なグロシーンなんてほとんどないんですよね。でも、嫌な映画から感じられる緊張感と不快感により精神的ダメージが来る映画です。低予算でそしてCGもない時代に小物や効果音さらにはカメラワークだけ怖がらせた技術は本当に素晴らしいの一言です。

 

突っ込みどころもしっかりあります。それはラストシーンでしょう。捕えられていた若者のサリーが逃げ惑い、突然登場したトラックの運転手に救われるのです。しかも運転手は完全に殺されキャラと思えるのにしっかり一緒に逃げ切ります。そこから追い討ちをかけるようなレザーフェースの朝日を浴びて狂喜乱舞シーンまったく意味不明でした…。

が、意味不明が故のすっきりしないエンディングが妙に、印象たっぷりに残ってしまう効果により、観終わった後は疲労感ばかりが残ります。

 

まさしくホラーの芸術作品!

といえる映画でしょう。

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