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映画「ハロウィン(1978)」のあらすじ・感想レビュー:ここに無敵のブギーマン誕生!

「ハロウィン(1978)」の映画情報

ハロウィン(1978)上映日:1979年08月
製作国:アメリカ
上映時間:89分
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STORY

15年前、包丁で自らの姉を殺害したマイケルが精神病院を脱走し、ハロウィンの夜に故郷に戻る。担当医ルーミスの追跡をよそに、白いマスクをつけ、包丁を手にしたマイケルは殺戮を繰り返すことに。ベビーシッターのアルバイトをしていた女子高生ローリーも命を狙われるが…。

TRAILER

REVIEW

まず最初は、ジョン・カーペンター監督による1978年の名作ホラーです。あの『13日の金曜日』のジェイソンや『エルム街の悪夢』のフレディーの前に登場していた殺人鬼となります。ハロウィン夜に殺害が繰り広げる人間離れした不死身のマイケル・マイヤーズ、通称“ブギーマン”です!

この映画70年代に低予算で作られましたが大ヒットとなり、ジョン・カーペンター監督の才能を世に示した作品ともいえます。しかも、脚本、音楽までも作っているというびっくり監督です。

音楽に関しては、これまた名曲。名作ホラー映画には名曲ありとよく言ったもので、一度耳にしたら絶対忘れられず聴いたものを不安に掻き立てられるような音楽は、映画ハロウィンの代名詞にもなりました。是非きいてみてください。一度は耳にしたことあるなっと思う人も多いのでは?

冒頭ではいきなりの殺害シーン。これが一番ショッキングなのかもしれません。マスクからの視点で覗いた映像では淡々と殺害していく。いったい犯人は誰なんだ!?っと思ったら小さな子供なんです…。まさか、幼い子供がこんなにも残酷な殺し方するとは思わずギャップに衝撃を受けます。

その後の話の展開は、なかなか展開が進まないので少し退屈な感覚になります。殺害シーンも、血吹雪やグロ場面など全く無いので、現代のホラー映画の感覚で観てしまうと少しつまらなく感じてしまうかもです。

ただですよ!先述したとおり、まだジェーソンなんかも登場していない時代に、残酷描写が全くなく、たたずむだけで不気味な存在の怪力殺人鬼に世界は恐怖したんです。それだけでも、やはり名作と言えるでしょう。

では、本作で残酷描写もなく恐怖してしまう理由はなぜなんでしょう?まずはブギーマンこととマイケル・マイヤーズの殺人の動機の不明さです。よくあるのは幼少時代に虐待されてその反動とかですがそういうことは全くなし。劇中では「生まれながらの邪悪」とまで言われています。どんなに刺しても拳銃で撃っても死なない不死身な人間離れした部分も恐怖を感じさせられるのです。

さらにこの映画を後世に語られる伝説的にした要素は2つ。1つ目は不気味なマスクです。単に遠くでたたずんでいる姿が出てきますが、立っているだけなのにその冷酷なマスク姿が強烈なインパクトを残します。もう一つの要素はやはり音楽です。名曲が要所要所に挿入される、視覚だけではなく聴覚でも不気味さが体験されるため、観客はスリリングな体験を味わうのです。

そういった理由もあってでしょうか、本作は「文化的、歴史的、美学的に重要」としてアメリカ議会図書館の国立フィルム登録簿に登録までされている映画でもあり、世のスプラッターホラーの先駆けともいえる作品でしょう。

シリーズとしては8作も作られ、さらにはリメイクも多く行われ、最も稼いだインディペンデント映画ともいわれており、後世の他の映画にも影響を与えたとなった映画です。ホラーファンなら押さえておく作品でしょう!

INFORMATION

英題 Halloween
製作年 1978
監督 ジョン・カーペンター
製作 デブラ・ヒル
出演者 ドナルド・プレザンス
ジェイミー・リー・カーティス
P・J・ソールズ
ナンシー・キーズ
チャールズ・サイファーズ
トニー・モラン
配給 -
受賞歴 -
リンク -
ハロウィン オリジナル劇場公開版 [DVD]

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