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オリジナルを大胆に別物に変えたリメイク!映画「サスペリア」のあらすじ・感想レビュー

「サスペリア(2018)」の映画情報

サスペリア上映日:2019年01月25日
製作国:イタリア・アメリカ合作
上映時間:152分
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STORY

1977年、ベルリンの世界的舞踊団に入団するため、米ボストンからやってきたスージー・バニヨンは、オーディションでカリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり、すぐに大きな役を得る。しかし、マダム直々のレッスンを受ける彼女の周囲では不可解な出来事が続発し、ダンサーたちが次々と謎の失踪を遂げていく。一方、患者だった若きダンサーが姿をくらまし、その行方を捜していた心理療法士のクレンペラー博士が、舞踊団の闇に近づいていくが…。

TRAILER

REVIEW

オリジナルファンからするとがっかりリメイクだニャ!

オリジナルは最も美しいホラー映画と言われた、ダリオ・アルジェント監督の傑作ですが、本作は完全に別物な作品に仕上げられています。オリジナルの原色の色彩や興奮を書き立たせる音楽は全く引き継がずです。魔女というキーワードは同じですが、本作では不気味な"儀式"がテーマとなっています。広告動画でサスペリアと読み上げる前に、うっすらとマザーと聞こえますが、キーワードということが映画を観ることで明確になります。

世間の評価は賛否両論で真っ二つに分かれるのですが、個人的な感想を先に述べますと、私は"否定派"です。だって、あのホラー映画の傑作のサスペリアですよ!?芸術性や独特な雰囲気あってこそのサスペリアです。それを無くしてしまい、さらに物語のテーマですら捻じ曲げてしまっては、全く別物の映画で、単に名前を借りたかっただけの気がしてしまうのです。リメイクではなく単なるカルト映画にしか見えなかった。

監督も『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノですから、う~んここにきて、なぜホラーでサスペリア?となってしまうんです。できれば、サスペリアのリメイクはホラー映画監督で名をはせている方に作ってもらいたかったです。

映画自体ですが、オリジナル以上に意味が分かりません。まず心理療法士のクレンペラー博士の存在ですが、重要なキーマンかと思いましたが、結局何をしたかった(何をしてあげた)かが分からない。スージーの母親の病気も意味深のようで意味不明、劇団スタッフ?のか弱そうな女性の急な自殺も意味不明、ラストの儀式も意味不明。なんだかちんぷんかんぷんです。ちょーっと細かい部分も言うと、途中のシーンでスージーが机から何かを盗むシーンがありますが、あれも最後まで何も影響せずで意味不明…。なんか散らかすだけ散らかして掃除をせずに終わった気がして、何とも消化不良です。

では、ホラーとしてはと言いますと、怖いよりグロいです。冒頭のスージーがダンスによりダンサーが人体破壊されていきますが、いきなりグロさ全開です。最後の儀式もかなりグロさを表に出しています。ただし視覚的な恐怖はあるのですが、オリジナルに見られた精神的に来るドキドキ感は感じられないのです。

ということで、色々がっかりすることが多かったですが、良かった部分もありますよ。

まずオリジナルでは取り入れられていない、ダンスシーンがふんだんにあります。スージーを演じるダコタ・ジョンソンの魅力もふんだんに表現されています。儀式としてのダンスとなるため、その異様さや迫力もしっかり表現しつつもセクシーさもあります。監督自身ダンスを重要視したと言ってますので、その通りな仕上がりでした。

も一つ、嬉しい部分は、オリジナルのヒロインである、ジェシカ・ハーパーの出演です。正直出演のさせ方は無理やり感があるのは否めないですが、お年を取られても表情や演技は変わりないですね。またサスペリアでお会いできるとは感動であります。

新旧ヒロインに注目すると、ジェシカ・ハーパーは静的なかわいさ、ダコタ・ジョンソンは動的な美しさ、といったところでしょうか。お二人おきれいですが、全く質が違う美しさですね。

この映画、俳優さんもかなり豪華なんですよね。主役級の女優ティルダ・スウィントンとクロエ・グレース・モレッツが脇を固めます。といっても、ん?クロエちゃん出てた?って思う方もいるかもですね。というか・・・クロエちゃん何やっているんですか!立派な女優になられたんですから、少しは仕事選んだ方がいいです。冒頭では精神的におかしい姿で、後半では見るも無残なグログロなお姿で…。クロエちゃんファンとしては、彼女がヒロインでも良かった位なのに…。(キャリーでホラーの実力もあることは証明してますし)

ということで以上が感想ですが、あんまり否定的なレビューは書くことはなのですが、余りにもオリジナル愛が強すぎるので今回はしょうがないレビューと思っていただければ。映画としてはグロさ満載で、ホラー好きには楽しめると思います。何度もいいますが、サスペリアリメイクとして見てしまうと、がっかりな内容でした。

INFORMATION

英題 Suspiria
製作年 2018
監督 ルカ・グァダニーノ
製作 マルコ・モラビート
ブラッドリー・J・フィッシャー
出演者 ダコタ・ジョンソン
ティルダ・スウィントン
ミア・ゴス
クロエ・グレース・モレッツ
ルッツ・エバースドルフ
ジェシカ・ハーパー
配給 ギャガ
受賞歴 -
リンク 公式サイト

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