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「ミスター・ガラス」のあらすじ・感想レビュー:シャラマン監督版ヒーロ映画!

「ミスター・ガラス」の映画情報

ミスター・ガラス

 製作年:2019年
 製作国:アメリカ
 上映時間:129分
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あらすじ

フィラデルフィアのある施設に、特殊な能力を持つ3人の男が集められる。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24人もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、驚くべきIQの高さと生涯で94回も骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス。彼らの共通点は、自分が人間を超える存在だと信じていること。精神科医ステイプルは、すべて彼らの妄想であることを証明するべく、禁断の研究に手を染めるが…。

予告

映画データ
原題 Glass
監督 M・ナイト・シャマラン
製作 M・ナイト・シャマラン
ジェイソン・ブラム
キャスト ブルース・ウィリス
ジェームズ・マカボイ
サミュエル・L・ジャクソン
アニヤ・テイラー=ジョイ
受賞歴 -

「ミスター・ガラス」感想レビュー

作品について

『シックス・センス』や『サイン』で知られる、奇才ナイト・シャラマン監督作品となり、本作はシリーズ物の映画となります。それは監督作品の『アンブレイカブル』と『スプリット』の2作品を経て本作となりますが、なんと20年もの歳月をかけた完結作品になっています。

ただし、前作品が関連しシリーズ物ってことは、本作をみるまでは全く想像すらできません…。2作目の『スプリット』のラストでようやくシリーズ物ということが軽く触れてますが、全く異質と思われた3つの映画が、20年の歳月をかけて3部作だったということですから驚きです。。これ20年前から企画していたら凄すぎることですが、やはり途中方向転換でしょうか?

新しいヒーロー映画

いや~、率直にとっても面白いと思える作品でした。ナイト・シャラマン版アメコミヒーロ映画でした。アメコミ映画の最高傑作といえる、『アベンジャーズ 』が同時期に上映されていますが、素晴らしいアメコミヒーロー映画と評しこれに匹敵するアメコミ映画は無いと思っていました。

いや、それは違いました!アメコミ映画と思える作品で、こんなにも衝撃を受ける作品が出てこようとは…。しかも、あのナイト・シャラマン監督なんですよ!驚きです。

配給会社が実はディズニーなんですが、何故だろうと鑑賞前は思ったくらい全くどんな映画のジャンルなのか理解してなく観始めた程です。大金をかけなくても、これだけの作品が出来るとは驚きました。久しぶりにナイトシャラマン節が炸裂した、面白く見ごたえある作品でした。

感想

鑑賞中は、まずどんな展開になるのか全く想像つきませんでした。体が壊れない不死身なデヴィッド(善役)、24の人格をもつケヴィン=ビースト(悪役)の戦い映画だろうか?と思っていたら、早々に両者が施設に捕まってしまう始末です。この2人に加え、骨が壊れやすいが天才的IQのミスターガラスがどう彼らに関わってくるのか、重要かつ非常に面白い要素でした。

結局、この映画のテーマは何だったのだろうと考えます。善も悪も関係なく超人達が人間から特異な存在として扱われている、悲しきヒーロー達の姿が見えました。バットマンやX-MEN、そしてウォッチメンにも代表されるように、人間からは変り者として扱われ嫌われる、そんなヒーロー達を描くように。

本作でヒーローは活躍できたのでしょうか?いや全くそうではなかったですね。そうなんです!この映画で、ナイト・シャラマン版描きたかったのは、ヒーローの終わりではなく、ヒーロー達の始まりを描いているようでした。

いや~、シャラマン版アメコミヒーロー映画とくと見せてもらった気がします。今までのアメコミヒーロー映画に喧嘩でも売っているんじゃ?っと思えるほど一線を課した作品で、賛否両論な評価みたいですが、個人的には非常に面白く新しい形のヒーロー映画を見せてもらった気がしています。

監督あなたは、コミックが大好きなんですね!この作品の深さを知れば知るほどそう思う次第でした。

だいふく

20年の歳月をつなげた監督に脱帽だニャ!

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