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「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」映画情報
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あらすじ
長い黒髪の女性ばかりが狙われた連続殺人事件の解決から数カ月後。同じ現場から新たな身元不明の死体が発見された。捜査にあたる刑事・加賀谷は、かつて自分が逮捕した連続殺人鬼・浦野のもとへと向かう。獄中にいる浦野が口にしたのは、浦野が師と仰ぐ「M」というダークウェブ上に存在する謎の人物だった。一方その頃、加賀谷の恋人である美乃里に謎の男の影が迫っていた。
出典:映画.com
予告編
作品データ
原題 | スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 |
---|---|
製作年 | 2020年 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 118分 |
監督 | 中田秀夫 |
脚本 | 大石哲也 |
メインキャスト | 千葉雄大 成田凌 白石麻衣 鈴木拡樹 |
受賞歴 | - |
「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」映画解説
若手男性俳優陣の2人に注目の映画だニャ!
作品解説
志賀晃の同名ミステリー小説を映画化した、「スマホを落としただけなのに」の続編になります。前作では、北川景子が主演でしたが、続編の本作では特別出演枠でのチョイ役の立ち位置となり、前回で活躍した千葉雄大演じるトラウマを抱えた刑事の加賀谷が主人公となり物語が進みます。
監督は前作に引き続き、「リング」が代表作の中田秀夫監督がメガホンを取っており、前作に続くヒットを期待したところもあるでしょうが、公開時期が2020年2月とコロナ禍が社会問題となってきた時期と重なってしまい、思うように伸びずに終わってしまった結果となりました。
前作のレビューはこちら
「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」感想・レビュー
そして、何故お笑い要素を入れたのだろうか?飯尾和樹演じるサイバーセキュリティ対策室の室長による所々のギャグシーンはいるのだろうか?アキラ100%の裸芸は必要だったのだろうか?単純に事件映画として真面目には作らなかったのは何故だろうと感じます。なんだか折角ミステリー映画な展開なのに、おかげで映画が安っぽく感じましたよね。緊張感がないといいますか、残念でありません。
それを除いてみると、前作では犯人であった成田凌演じる浦野の存在が目立っていました。刑事が獄中の犯人に捜査協力を依頼するという内容は、まさに「羊たちの沈黙」を連想はしますので二番煎じかと思いましたが、IT技術を駆使したという点では現代風という面白さがありました。また、成田凌の怪演も相まって凄みも感じる存在でしたね。
負けじと、千葉雄大演じる刑事の加賀谷の存在も見どころで、母からの虐待というトラウマを抱えながら迷走感漂いつつ犯人を追っていく演技にも注目でした。その母からの虐待と言う過去が、浦野との共通点でお互い共感しつつも、大人になり進んだ道が正反対で決して認め合うことも無いという、微妙な関係性が面白くも感じます。
出典:映画.com
ただ、ちょっと加賀谷の恋人の白石麻衣演じるヒロイン松田美乃里にはイライラ感が感じましたね。母のトラウマに苦しんでいる人に、その気持ちも考えずに、母親に会ってあげてってよく言えたな(無理やり母親の共に連れて行こうとした)と思いましたし、とにかく相談する相手のチョイスもイマイチですね…。
出典:映画.com
続編となった本作ですが、全体的な感想としては、犯人捜しという謎解き要素もしっかり入っており、ミステリー映画としてはなりたってましたが、前回同様やっぱり映画としてはもう一歩だったなぁというのが率直な感想です。特に冒頭でも書いたように、「スマホを落としただけなのに」というタイトル負け感がそういう気持ちにさせている影響が大きそうです。面白くなくはないんですがね…。
そして、まだ続くんかーーーい!!!
スマホ落として幸せパターンはこの映画では違うと思うニャ!
「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」関連商品