「スマホを落としただけなのに」映画情報
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あらすじ
いつものように彼氏に電話をかけた麻美は、スマホから聞こえるまったく聞き覚えのない男の声に言葉を失うが、声の主はたまたま落ちていた彼氏のスマホを拾った人物だった。彼氏が落としたスマホが無事に戻ってきたことに一安心する麻美だったが、その日から麻美の日常は一変する。まったく身に覚えのないクレジットカードの請求、それほど親しくない友だちからの執拗な連絡……それらは麻美のさまざまな個人情報が彼氏のスマホからの流出を疑う事象の数々だった。一方その頃、ある山中で若い女性の遺体が次々と発見される事件が起こる。すべての遺体には、いずれも長い黒髪が切り取られているという共通点があり……。
出典:映画.com
予告編
作品データ
原題 | スマホを落としただけなのに |
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製作年 | 2019年 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 116分 |
監督 | 中田秀夫 |
脚本 | 大石哲也 |
メインキャスト | 北川景子 千葉雄大 成田凌 田中圭 |
受賞歴 | ・日本アカデミー賞新人俳優賞 |
「スマホを落としただけなのに」映画解説
現実でもあり得そうなスマホを落とすことによる恐怖を描いた作品ニャ!
作品解説
原作は、志駕晃の同名ミステリー小説になります。その後、マンガとして連載しており、記事を書いている2020年11月時点でも続刊されています。映画は、マンガかスタートの同年に公開され、公開から3週間で累計動員107万人、興行収入14億円を記録しました。
映画の監督は、『リング』の中田秀夫監督がメガホンを取り、北川景子をヒロインとして迎えた作品ですが、成田凌の怪演が目立ち評価され、第42回 日本アカデミー賞にて新人俳優賞を受賞し、一躍俳優として有名となりました。
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【続編】
「スマホを落としただけなのに」感想・レビュー
このご時世スマホ頼りとなり何でもできる世の中になり、スマホが傍にない時の不安感は半端ない気持ちに皆さんもなるかと思います。もしスマホを無くしてしまったら…と言う心理も含めうまく映画にした作品でした。
彼氏がスマホを落としてしまったばかりに、結果振り回されてしまう稲葉麻美(北川景子)が何とも可哀そうになります。SNS乗っ取りられた挙句のパスワードロックからの写真バラマキなんかは、自分に置き換えてみるとぞっとしますよね。
さらに他人なりすましやクレカ情報抜き取りの手段も現実でもあり得ると思うので、身近な犯罪としての恐怖を覚えました。改めてネットでの個人情報やカード情報の扱いは気を付けなきゃと引き締まる思いでしたが、そういった意味では、良い教訓にもなる映画でもあります。
ただ、テーマは良かったのですが映画としては何とも普通ってのが正直な感想です。監督は、あの日本最恐ホラー「リング」の中田秀夫ですから鑑賞前は非常に期待しましたが、年齢制限なんかも気にしたのでしょうか?恐ろしさの要素が全くないのです。もちろんホラー映画ではないですが、もう少し犯罪映画としては犯人の異常性を引き立たせてくれる恐怖を出してくれたら面白かったと思いましたが。
しまいには、中盤からの急展開となりますが、犯人がすぐわかってしまうんです。登場人物的にはこの人しかいないでしょ!っとなってしまい、ホラー要素でもサスペンス要素でも、少し中途半端な展開であった気がします。
そんな中で、特筆すべきはやはり若手男性俳優陣の千葉雄大と成田凌の二人の存在でした。二人の作品は本作を観るまでは、ほとんど観たことなかったんですが、本作では強烈なインパクトを残した演技ではなかったでしょうか。特に成田凌の怪演は見事でした。今後、色々な映画で二人の活躍は期待できますね。
出典:映画.com
出典:映画.com
それに対して、いつもながら北川景子の演技がイケてない…。彼女の演技はどこか白々しさが無いですか?特に、本作では男性俳優陣の演技力の影響もあり目立ってしまいましたね。まぁ、彼女は演技力よりはその美貌が武器なわけですから、美しさでヒロイン役をとれるのですから、美貌という才能ともいえましょうか。
出典:映画.com
原作と同じく映画でも続編も作られますが、千葉雄大と成田凌の若手2人が中心となっていくので期待はしたいと思います。が、しかし「スマホと落としただけなのに」のタイトル自体が続編で意味を持つのかは気になりますね…。
千葉雄大さんと成田凌さんに、虜になってしまうニャ~。
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