「LAMB ラム」映画情報
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※時期により鑑賞できない場合あり。
あらすじ
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリアが羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子どもを亡くしていた2人は、その「何か」に「アダ」と名付け育てることにする。アダとの生活は幸せな時間だったが、やがてアダは2人を破滅へと導いていく。
出典:映画.com
予告編
作品データ
原題 | Lamb |
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製作年 | 2001年 |
製作国 | アイスランド・スウェーデン・ポーランド合作 |
上映時間 | 106分 |
監督 | バルディミール・ヨハンソン |
製作 | フロン・クリスティンスドッティル サラ・ナッシム |
脚本 | ショーン バルディミール・ヨハンソン |
メインキャスト | ノオミ・ラパス ヒナミル・スナイル・グブズナソン ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン イングバール・E・シーグルズソン |
受賞歴 | 第74回 カンヌ国際映画祭ある視点部門 |
「LAMB ラム」映画解説
かなり奇抜でおかしな映画なんだだニャ…
作品解説
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で受賞し、A24が北米での配給権を獲得したスリラー映画です。アイスランド映画史上最高のオープニングを記録した話題作でもあります。また、第94回アカデミー賞国際長編部門アイスランド代表作品に選出されています。
監督は、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」などの特殊効果を担当したバルディミール・ヨハンソンの長編監督デビュー作となります。
アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を育てていく……という奇妙な物語で超問題作ともいわれている映画。
アイスランドの羊
監督の生まれ故郷でもあるアイスランドの羊は、1,100年ほど前に種が持ち込まれて以来、他と一切交配していない世界でも希少な純血種として有名です。
そのことを知ると、突如産まれたアダの異端ぶりがより際立って感じと思います。いったいどうして産まれたのかは、映画の最後まで分からないですし、理解が不可能なのです。
「LAMB ラム」感想・レビュー
結末が予測できるネタバレ度
なんだろう。この映画を観ながらどんな感情で観ているか分からなくなりました。ホラーでもない、ヒューマンドラマでもない、サスペンスでもない。ただ、不条理な出来事が淡々と進んでいく…。
理由も語られず、自然と産まれた顔がヒツジ、身体が人間の子供。疑うこともなく、我が子として育てていく、羊飼いの夫婦。おかしなことなのに、淡々と物語は進んでいく。何も異常が無いように。なんなんだ、この映画はと言う感情が芽生えてきます。
出典:(C)2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JOHANNSSON
弟の存在もいまいちよく分からなかった。良い人なのか悪いやつなのかも。正直、どっちつかずの人物なのが、また奇妙に思える存在でした。
色々よく分からないのに、アイスランドの見事な景色とセリフやら音楽少なめのためか、なんだかあっという間に観終わった気もします。面白かったのか?面白くなかったのかも、分からないまま終わってしまった不思議な映画でした。そして、鑑賞後は何か得るものがあったのだろうか?と思えてしまいました。
一つだけ、残念なのはラストに登場する、ある羊?の存在でした。おかしなことが淡々と進んでいく物語が良かったのに、なんだか、最後で台無しになった気分にもなったのが少し残念でした。
ちょっとどういう感情で終わっていいか分からなかったニャ~
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