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ピエロの恐怖に立ち向かう7人の友情!映画「IT/イット」のあらすじ・感想レビュー

「IT/イット(1990)」映画情報

IT(1990) 製作年:1990年
 製作国:アメリカ
 上映時間:187分
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あらすじ

メイン州デリーの町で起こった不可解な子供の連続殺人事件。それを知ったマイクの脳裏に、かつて6人の仲間と共に身も凍る異常な体験をした記憶が蘇る。 血のしたたるアルバム、鮮血を噴き出す蛇口、そして背後から忍び寄る邪悪な影……。この殺人事件とおぞましい体験のつながりを確認したマイクは、 恐怖に震えながら6人の幼友だちにに連絡した。「あいつ=〈イット〉が戻ってきた」と。

予告

映画データ
原題 STEPHEN KING'S IT
監督 トミー・リー・ウォーレス
脚本 トミー・リー・ウォーレス
ローレンス・D・コーエン
キャスト ティム・カリー
リチャード・トーマス
ジョン・リッター
アネット・オトゥール
リチャード・メイサー
ティム・リイド
ハリー・アンダーソン
デニス・クリストファー
受賞歴

「IT/イット(1990)」感想レビュー

ネタバレ気味なので、未見の方は注意してニャ!

はじめに

リメイク版IT/イットの後編が11月に公開されますね。といったこともあり、今回は改めてオリジナル版をおさらいとしてレビューをしたいと思います。リメイク版前編のレビュー記事も書いていますので同時に参考にしてください。

オリジナル版は映画ではなく、テレビミニシリーズ版として2回に分けて放映されています。日本でもTV放映されました。物語は前編と後編に分かれており、前編が幼少時代の回想、後編が大人になった現代といったストーリー仕立ての作品となっています。スティーブン・キング原作としても代表的な作品です。

前編:幼少時代(回想)

まるでスティーブン・キング原作「スタンド・バイ・ミー」のホラー版のような物語です。 ピエロのペニーワイズの恐怖に怯えながら、いじめられっ子同士で結成されたルーザーズクラブ(弱虫クラブ)の7人が仲間となっていく青春の友情物語を描いてます。

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秀逸な展開は7人一人一人、いじめっ子グループのヘンリー達による、いじめシーン&ペニーワイズの恐怖シーンの回想があります。ヘンリー達に立ち向かいながらも共に仲間として集っていき、ちょっどした甘酸っぱい子供ながらの恋の要素も含みつつも、ペニーワイズの恐怖に耐え支えあっていく姿は、ホラージャンルを超える感動の物語と言えるでしょう。

前編幼少時代の方が後編よりもホラーとしての恐怖度も高いです。そもそもペニーワイズのピエロ姿が目血走っててとっても怖いのにつけて、子供達への殺戮や嫌がらせが残酷極まりない。本作の初見は私が子供の頃でしたが、ピエロ=恐怖というトラウマが出来たくらいです。

7人の勇気と友情で、ペニーワイズを退治した7人は、万が一"IT(それ)"が生きていたら、再集合することを誓ったのでした…。

後編:大人時代(現代)

前編から30年後のお話。大人となりそれぞれ成功を収めている7人。しかしある日、突然"IT(それ)"を知らせる電話が鳴るのです。恐怖の出来事は、すでに記憶からほぼ消えていた7人に、再び恐怖と不安が訪れてしまうのです。

後編に関しても前編と同じような展開であります。大人になった7人が再度ペニーワイズに恐怖する様子を1人1人描いていきます。甦る幼少時代の恐怖に怯える7人。あまりの恐怖に1名は自殺してしまうほど…。

ただ、後編のペニーワイズは明らかに幼少時代と違って、ルーザーズクラブを警戒しまくってます。もちろん7人に恐怖を植え付けるのですが、幼少時代と違って7人を遠ざけるように仕向けているだけになります。そういった意味では、後編は余り恐怖というものは感じない展開で有りました。

ペニーワイズ退治は、ギリギリまでルーザーズクラブの解散方向に進んでいましたが、やっぱり絆は強かった。幼少時代に勇気持ち戦った絆はかけがえのないものだったんです!嫌々集まったのですが、再びペニーワイズ退治に出るのでした!

感想

この度映画と同じく約30年くらいぶりに大人になって久々に再鑑賞しました。やっぱりITは面白いですし相変わらずピエロが怖かった。当時、幼少時代に観た印象があまりにも怖く強かったので、割と内容も記憶に残ってましたね。

話の展開は実に面白く、前編の幼少時代と後編の大人になってからの話が良い感じに絡んでいるのが見事な構成ですし、幼少時代の伏線もちゃんと回収してくれます。ベンがベバリーに幼少時代に書いた詩のラブレターもしかり、いじめっ子達リーダーのヘンリーに関しても大人になっても7人を苦しめる展開は、なんともスティーブン・キングらしい作りだなっと感じました。

大人となったばかりに純粋さを失いつつあり、退治しにいくまでの踏ん切りが、なかなかつかない展開が続くのですが、ようやく仲間の絆を思い出しペニーワイズ退治劇に向かう瞬間は、一番期待した場面ではありました。ここからどんな面白い展開が繰り広げられるか!?って期待に膨らんだものです!

そして、ついに、ついに、ついに!!!ペニーワイズの実態が!!!

えっ!ん?ん?

ど、ど、どうしたの!?

どれだけの方がペニーワイズの実態の姿を見て目が点になったことか。あれだけの恐怖で得体のしれないピエロの恐怖から、締めくくりがなんで化け蜘蛛になっちゃうんですか…。しかも蜘蛛が作り物感満載でちゃっちいです。何だかここまで盛り上げてきた恐怖が最後で一気に冷めてしまうような。しかもあれだけピエロが凄かったのに化け蜘蛛が弱いのなんのって。ストーリー展開が面白かっただけに、ほんとにほんとに残念でしょうがありません…。

そして、ラストシーンにも違和感が…。ルーザーズクラブのリーダーであるビルと何故か無駄に出しゃばってきてしまって、ペニーワイズの餌食になってしまった奥さんとの感動的なシーンで終わります。まさに感動のまた感動のシーンでございます。

・・・ん!?いや待って。またまた違うって!奥さんってほとんど物語に関係ないじゃない。そうじゃなくて、ラストはルーザーズクラブ達の感動で終わらせないの!?って思いながら何だか違和感ありまくりでエンドロールを見ることに…。

大好きなスティーブン・キング作品ですが、名作と駄作が極端に分かれます。本作は最後で、キング作品の良し悪し両方の感覚を味わえる、1作品で2度おいしい!?体験ができるのでした(笑)

長丁場できた映画で、ラストのがっかりはだめだニャ!!!

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ピエロのモデルはあのシリアルキラー

おまけ情報です。本作で出てくるピエロのモデルをご存知でしょうか?

世界中を恐怖に陥れた最凶ピエロと言われる、アメリカのジョン・ウェイン・ゲイシーがモデルとなっているといわれています。ゲイシーは、少年を含む33人もの男性を性的暴行後に殺害したシリアルキラーです。

ゲイシーは休日にはピエロに扮して入院中の子供たちの慰労訪問を行っていたのですが、自らの肖像画としてピエロをたくさん描いています。まさにそのピエロの絵も、本作のピエロとうり二つなんです…。

どんな絵画か知りたい方は、Googleの画像検索でジョン・ウェイン・ゲイシー(ジョン・ゲイシーの方がいいかも)で検索してみてください。ピエロの絵(本人の写真も出ますが)が出てきます。まさに「IT/イット」の世界観です…。

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