「バタリアン」映画情報
あらすじ
ゾンビ映画の元祖『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』で描かれた事が実際にあったという前提で作られた間接的な続編。ロスにある科学資料庫の地下で発見された謎のタンク。そこから吹き出した特殊なガスには死者を蘇らせる作用があった…。
予告編
作品データ
原題 | The Return of the Living Dead |
---|---|
製作年 | 1986年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 92分 |
監督 | ダン・オバノン |
製作 | トム・フォックス |
原案 | ルディ・リッチ ジョン・A・ルッソ |
メインキャスト | クルー・ギャラガー ジェームス・カレン ドン・カルファ |
受賞歴 | - |
「チョコレートドーナツ」映画解説
ようやくBlu-ray発売した名作ゾンビ映画なんだニャ!
作品解説
ゾンビ映画の元祖『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』のパロディとなっている。実際にその世界が現実であったという設定。ホラー映画ではあるが、コメディ要素もふんだんに入れられている。元祖の方も本ブログでレビューもしているのでそちらも参照ください。
そのため原題は、『The Return of the Living Dead』なのだが、邦題では『バタリアン』とつけられた。英語で「大隊」や「大群」の意味。これが当時ブームとなり「オバタリアン」と言う言葉で流行語ができたほど。また「脳みそをくれ~」というフレーズも当時の子供達の間で流行した。
さらに当時は、TV放映でも頻繁に上映されておりホラー映画だが、子供から大人まで知る有名な作品となった。(当時はホラー映画が普通にTVで流されていた)
個性豊かなゾンビたち
本作はとにかく大群のゾンビの中に個性派ゾンビが登場します。この個性派がいたからこそ有名になったゾンビ映画ともいえましょう。
【タールマン】
コールタール漬けにされていたゾンビ。真っ黒でドロドロの容姿をしていて、「脳みそをくれ~」というセリフが生まれたのがこのタールマンになる。最後は頭をバットで吹っ飛ばされてしまう。
【オバンバ】
オバタリアンと言う流行語が出来たゾンビ。半身だけの老女ゾンビでしばりつけられ何故人間を襲ってくるかなどを尋問される。
「バタリアン」感想・レビュー
やっとBlu-ray発売だ~。もちろん予約して購入し届いて即見ました!
なぜか一昔前に流行った映画ですね。TVでもバンバン放映していました。“オバタリアン”や“の~みそをくれ~” と日本中にこのフレーズが流行し、中年といわれるおじちゃん、おばちゃん世代の方には懐かしい響き。
今のご時勢、絶対にTVで見れないジャンルですね。コメディゾンビと言えども、エグ系もかなり入っていますから。ホラーファンとしては最近のTVでほとんど怖い映画が流されないので寂しいものです。
子供のころ、この映画をTVで観て、すっごく怖かった覚えがあります。特に“タールマン”が非常に怖くてトラウマとなり、しばらく夜トイレもお風呂もビクビクでした。結構そのトラウマが、大人になっても引っかかっていたので、社会人になって克服!ってことで再度観たのすが、なんてこたぁ~ない、全然怖くないのでした。チャンチャン。タールマンなんて愛らしいキャラ!(←言いすぎ?)ま、子供の私は純粋で綺麗な心の持ち主だったてことですね!(←さらに言いすぎ??)
バタリアン、やっぱり面白いぃ~!が改めて鑑賞しての感想。怖さ、笑い、エロありで音楽もゾンビドタバタ劇にスパイスを効かせております。オバンバ、タールマン、裸女ゾンビ、バラバラでも動くゾンビなどキャラも印象的。生きながらに徐々にゾンビに変わっていく姿なんかもとっても面白い。
ゾンビの生みの親、ジョージ・A・ロメロの映画は、ゾンビが残ったままで映画が終わってしまい、中途半端ですっきりしなのですが、こちらは衝撃のゾンビ処理ですからね。
印象的な場面ですが、バタリアンになってしまう前に自ら焼却炉で指輪にチュってとこですね、しぶいわぁ~。それに対し、「本当に愛しているなら、脳みそかじらせて」ってやつも居ましたよね。もし、愛している人からそういわれたら、あなたならかじらせる?かじらせない?
今となっては、子供の頃のいい思い出になってしまった映画です。
コメディと思ったらがっつり怖いんニャ!
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