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映画「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」あらすじ・感想レビュー:ゾンビ誕生の歴史的作品にして原点!

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」の映画情報

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド

製作年:1968年
製作国:アメリカ
上映時間:96分
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STORY

墓参りにやってきた兄妹ジョージとバーバラ。そんなふたりに、甦った死体が襲いかかる。ジョージは格闘の末に死亡し、近くの家に逃げ込んだバーバラは他の避難者たちと合流する。しかし一行は死者の襲撃を前にしながら対立。ゾンビの群れは容赦なく押し寄せてくるが…。

TRAILER

※昔の映画なので怖くないですが、ホラー嫌いな方は閲覧お控えください!

REVIEW

だいふく

ロメロ御大のゾンビが観れない、なんてつまらないにゃ!

ということで、今回のレビューはゾンビ映画の原点を紹介したいと思います。

本作は、ジョン・A・ルッソの原作をジョージ・A・ロメロ監督により映画化されたのですが、まさにゾンビ映画の原点となった、歴史的作品となりました。1968年に作られた作品ですが、まさにこの時代に死体が歩く、そして人を食べるなんてことは、誰もが想像すらしていなかった時代ですから、タブーを打ち破った作品でもあります。

現在では、ゾンビ映画なんて当たり前で量産されている状況ですが、その生みの親がジョージ・A・ロメロ監督となります。歴史的作品は、マスターフィルムがニューヨーク近代美術館に永久保存されていることでも有名です。

しかし、ジョージ・A・ロメロ監督は2017年にお亡くなりになりました。ゾンビファンにとってロメロ御大のゾンビ映画が観れないことは、本当に悲しいことです。

さて本作ですが、いわゆるゾンビの原点となった作品なのですが、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』→『ゾンビ』→『死霊のえじき』で、のゾンビ3部作といわれています。(この後にもゾンビ映画作られてはいます)邦題では分からないのですが、原題だと『Night of the Living Dead』→『Dawn of the Dead』→『Day of the Dead』となっており、ゾンビ映画=of the Dead(オブ・ザ・デッド)も、ここから来ています。

今見ると、「ゾンビ怖くねぇ~」ってのが第一感想です。

それもそのはず、怖い映画なんてほとんど無かったこの時代、低予算で出した結論は、人間の顔に白塗りでゾンビの出来上がりです!でも、低予算でも特殊メイク使わなくても、"伝説"を残せるんです!

また、すばらしいところは、ゾンビ映画ではありますが、ゾンビそっちのけでいがみ合う人間描写です。人間が7名ゾンビに囲まれた家に取り残され、地下室で待機VS地上待機、外に出て逃げるVS家で助けを待つ、などの意見の対立ばかりで協力心全くなし。そして、バービー人形みたいな、おねーさんのやる気のなさったらありゃしない…。

ロメロ御大のゾンビ映画は、一貫してゾンビはおまけで醜い人間の姿を描いていますので、他のゾンビ映画とは一線を画しているのです。

本作で、もう一つ忘れてはならないのが音響効果です。低予算でも、音響効果を使って十分に怖さを出しており、最初の方は、無声映画かとも思えるくらいですが、要所要所で発生する音が恐怖を出してくれます。この時代ならではの技術ですね。

ラストもスッキリさせてくれない!地獄の夜を生き残った黒人男性。助けを求めて窓に近づいた瞬間に眉間に突き刺さる銃弾…。そう、ゾンビと間違われ射殺されてしまうのでした。

死者が蘇り生者の肉を喰うというゾンビの定義を作り、後世に、多くのゾンビ映画を産む作品でした。

ゾンビ伝説ここにあり!

INFOMATION

英題 Night of the Living Dead
製作年 1968
監督 ジョージ・A・ロメロ
製作 カール・ハードマン
ラッセル・ストライナー
出演者 デュアン・ジョーンズ
ジュディス・オディア
カール・ハードマン
マリリン・イーストマン
キース・ウェイン
配給 ウォルター・リード・オーガニゼーション
受賞歴 -
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